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「チャレンジ自然農法」、カブ&大根の無肥料無農薬栽培 [各論:エンドウ、タマネギ、ほかにカブなど]

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

(2017年11月4日)
 「たんじゅん農」に出会う少し前(2016年秋~2017年早春)に、畑全体のネコブセンチュウ対策に取り組んだ。これは、サツマイモにけっこうな被害が出ていて、畑全体で輪作しているから、空いた畝に順次、土壌改良菌剤と藁を入れ込んだところである。
 使用した土壌改良菌剤は、「粒状YKD」(線虫捕食菌、繊維分解菌を含有)と「バイオS5」(繊維分解菌、病原菌抑制菌を大量に含有)であり、「粒状YKD」の説明書に「稲藁をも分解し、一緒にすき込むとよい」とあり、そうした。また、1回の処置でネコブセンチュウは根絶できず、翌年、半量を同様にすき込むよう書かれていた。
 1回の処置で、どの程度の効果がでるか、サツマイモは晩秋に掘ってみないことには分からないが、「たんじゅん農」がうまくいけば、ネコブセンチュウもいなくなるとのことであるから、土壌改良菌剤の投入は、これまでとする。また、「百姓モドキの有機農法講座」に、“EM菌を1回だけ使う方法もあるが、よく知って使わないと逆効果となり、素人は手を出さないほうがいい”旨書かれていたから、なおさらである。「粒状YKD」と「バイオS5」が「EM菌」とどう違うのか知らないが、似たような感じがし、少々心配である。
(後日追記:サツマイモを3箇所で栽培していたが、大した効果はなかった感がする。)

 ところで、「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは刻み藁であり、これでいくことにした。ネコブセンチュウ対策でも、けっこうな量を入れ込んだから、正解ではなかったろうかと、ひそかに思っている。

 さて、カブ&大根の栽培であるが、1畝10m全部をカブとするには多すぎ、半畝を遅蒔き大根の作付けとした。(通常時期蒔きの大根は別畝栽培。)
 使う畝は、今年エンドウを収穫した畝である。
 というのは、タマネギ(2畝)とエンドウ(1畝)を交互(2年ごと)に栽培することとしたので、エンドウ用の畝が1畝遊ぶことになり、その畝でカブ&遅蒔き大根の栽培をすることとしたからである。
 この畝の今までの取り組みは、「チャレンジ自然農法」、タマネギ・エンドウの交互連作・無肥料無農薬栽培 で記したことと重複するので、記述を省略し、カブ&遅蒔き大根の栽培に関してのみ、このページで書くこととするが、その詳細は、 カブの栽培 及び 普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の栽培 で記す。

<2018-19年:カブ&遅蒔き大根の栽培>
(8月23日)
 使う畝は10日ほど前に雑草を削っておいた。今日、畝の両サイド法面を鍬で溝立てし、休耕田から搬入した枯草を手で埋め込み。そして畝の上面の細かな雑草をテンワで削ってから、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)。法尻も同様に行う。
(9月20日)
 前日に雑草を叩いておき、今日、カブ(早生今市かぶ)&遅蒔き大根(青首丸尻宮重と打木源助大根)の種蒔き。
(11月17日)
 その後、順調に発芽、成育し、カブは1回、大根は3回に分けて選りを行なった。
 カブは少々密な栽培になってしまっているが、今日、大きそうなものを10個ほど初収穫できた。すこぶる順調な生育であり、前作のエンドウが無肥料栽培であったから残留肥料はないと考えられるが、カブの生育具合には驚かされる。ただし、カブの品種は今年初めて栽培する品種だから、前年との比較は不可能だが。
 一方、遅蒔き大根の生育はとんと悪い。11月がずっと高温傾向にあるも、通常蒔きの大根も生育が悪いから、肥料欠乏が原因かもしれない。
(2019年3月3日)
 カブは寒くなってからも生育し、すこぶる順調だったが、とう立ち始め、もうダメ。
 大根もその後少しずつ太く長くなったが、例年に比べるとずっと小さい。

<2019-20年:カブ&大根の栽培>
(9月8日、20日)
 作付け畝は、昨年はエンドウ跡としたが、エンドウ・タマネギ交互作の絡みで、今年はタマネギ跡となる。この畝の隣にカボチャを栽培しており、その敷き藁代わりに休耕田から持ち込んだ枯草が乗っていたが、その枯草はこの畝には埋め込まず。
 9月8日に「打木源助大根」を半畝に種蒔き。9月20日に「固定種:天王寺かぶ(丸葉)」を残り半畝に種蒔き 。
(12月1日)
 カブはすくすくと生育し、品種を変えたから玉がけっこう大きい。11月3日に大きそうなのを初収穫し、その後もどんどん大きくなる。無肥料を感じさせない出来だ。
 大根のほうも生育はいい。ただし、無肥料であるから、有機肥料時より若干小振りであるが、あまり大きな大根は始末におえないから、ちょうどいい大きさだ。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬で、その後の生育もすさまじい。
 カブは大きいものから収穫していったが、どんどん大きくなる。この時期になると繊維分が多くなりかけもうダメだろう。評価★★★★☆
 大根はどんどん太くなり、太すぎるものは2本に1本は巣が入っているようで、太すぎるものは処分。評価★★★★☆

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