SSブログ

11.21 自然農法挑戦も4年経った今が正念場 [自然農法:雑感]

(別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、チャレンジ自然農法に関するものは、このブログで再掲することにします。)

 ここのところ、店をサボって百姓に専念しているのには、ちょっとしたわけがある。自然農法(メインは炭素循環農法)に挑戦して、4年経った今が正念場と思われるからだ。
 自然農法とは、広く無肥料・無農薬栽培全般をいうと考えていいと思うが、たいていは3年経てば土壌が脱肥料化して土壌細菌が適正に増殖し、野菜であれば、これがうまく育つようになると言われているようである。
 うちの畑では、初年度はうまくいったものが大半であったが、これは残留肥料があったからであり、無肥料栽培になっていなかった。本格的な無肥料栽培は2年目からであり、うまく育ってくれた野菜は半分以下となってしまった。3年目、4年目はというと、だんだん良くなるのを期待したが、そうなったものも少しあったが、不作続きのものが多い。
 来年の夏野菜は、自然農法挑戦5年目となる。特段の手入れをしないとなると、不作になるのは目に見えている。そこで、初年度の土壌改良の方法を極力再度行い、これでもって土壌細菌が適正に増殖してくれないか、来年に期待するしかない。そう思ったところである。
 炭素循環農法は、窒素分を極力避け、炭素分の多いものを初期に土壌内投入するのを基本とする。うちで手に入りやすい、比較的炭素分の多いものは刻み藁であるゆえ、これをなるべく地中深くまで入れ込むことで対処しており、今回も刻み藁を使うこととした。
 ここ1週間で行った土壌改良再実施は、ピーマン畝、キュウリ第2、第3弾畝、ゴーヤ畝、里芋畝、オクラ畝である。残すは白ナス畝だけとなった。もっとも、他にやや不作のキュウリ第1弾畝やトマト畝もそうしたいところだが、後作に冬野菜を作付けしており、ここは3月にしかできないし、刻み藁が不足しそうで実施は困難になりそうだ。
 というような状況で、自然農法への切り替えに悪戦苦闘しているところであるが、今が正念場と捉えている。出来上がった、刻み藁がちょこちょこ畝々を眺め、“土壌細菌たちよ、頑張って増殖してくれ!”と願ったところです。
 ここのところずっと雨なしで土はけっこう乾いており、明日の雨で十分に湿り、それでもって土壌細菌たちがきっと活発な活動を開始してくれることだろう。
 ただひたすら願うのは、“土壌細菌たちよ、頑張って増殖してくれ!”、これだけである。地の神よ、目に見えぬ土壌細菌の神よ、我れに豊穣を与えたまえ。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。