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4.15 絹さやエンドウの収穫が順調に続いている [自然農法:雑感]

(別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、チャレンジ自然農法に関するものは、このブログで再掲することにします。)

 毎年種取りを行ない、その種で栽培をずっと続けている絹さやエンドウ。11月初めに種蒔きし、ゴールデンウイーク頃に収穫ピークを迎え、5月末に垣根を壊して種を収穫する。これが通常のパターンで、近年は後作はなしとし、一毛作栽培としている。
 1畝約10mの作付けで、収穫ピーク時に高温が続くと連日大量に収穫せねばならないし、あっという間に終わってしまう。こうしたことから、露地栽培の専業農家は豊作貧乏になってしまい、あまり作付けしたがらない。よって絹さやエンドウは値段が高い。
 うちの場合は、ドカッと採れたら、食べ切れない分を当店のお客様に差し上げればいいから、1畝全部を絹さやエンドウとし、自家消費分の何倍も作付けしている。
 最近、大半の野菜を無肥料連作・無農薬栽培としているが、エンドウは連作を嫌う最右翼の野菜であり、数年は空けよという。よって、タマネギ2畝との組み合わせで、4年ローテーション(3年空ける)で栽培を始めた。今期が3年目である。
 無肥料栽培の初年度は種蒔きが遅れたうえに11月の異常低温で、年内の発芽がほとんどなく、大半を春蒔きとしたがために、チョウ不作となってしまった。
 無肥料栽培2年度目は、南半分はやはり生育が若干悪く、従前の半分ほどの収穫となったし、北半分は土壌条件が悪く(原因は生の野菜残渣の埋め込み)、前年度並みのチョウ不作となった。
(2019年5月2日撮影)
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 さて、3年度目の今期、前作はタマネギ無肥料連作の畝であり、土壌細菌が無肥料に馴染んでいようからと通常の生育が期待された。ところが、成育にかなりのムラが出てしまった。南半分は生育がパッとしないが、その隣4分の1ほどはものすごい生育であり、北寄り4分の1ほどは例年を少々下回る程度の成育。成育ムラの原因は全く不明である。
(2020年4月16日朝撮影)
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 今年は暖冬暖春であり、ずっとその傾向が続いているせいか、収獲時期が気温に影響を大きく受けるエンドウであるからして、例年よりずっと早く(2週間も早く)収穫が4月初めから始まり、隔日あるいは2日置いて毎回少しずつの収穫が続いている。生育の悪い箇所から収穫が始まったといったところだ。
 毎日のように絹さやエンドウを食しているが、そう食べられるものではなく、数日前についでがあったから娘に送ったし、今日はまずまずの量を息子夫婦に送ることができた。そして、その次は息子の嫁さんの実家だ。そうこうしていると、きっと大量に収穫せねばならない時期がやってこよう。なんせ北半分は今、花盛りだからだ。
 今年の収穫量は例年並みは望めないものの、6割ぐらいにはなりそうだ。無肥料栽培まずまず成功といった状況になりそう。よしよし。
 それにしても、成育にかようなムラが出たのはどういうことか? まだまだ残留肥料があったりして土壌条件が適正化されていないのだろうか。手探りの無肥料栽培ゆえ、一筋縄ではいかない難しさがある。来期は前作がタマネギ2年連作の後でカブ・大根を栽培した畝での作付けとなるが、無肥料栽培が成功するかどうか、今からワクワクする。

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