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各論:夏野菜各種、冬野菜各種の二毛作 ブログトップ

「チャレンジ自然農法」、自宅前の畑・北西区画での夏野菜・冬野菜2毛作の無肥料無農薬栽培 [各論:夏野菜各種、冬野菜各種の二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、それぞれの野菜種別の記事「自然農法:〇〇〇〇」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは藁(一部は刻み藁)であり、これでいくことにした。

 自宅前の畑は野菜栽培が4区画あり、南区画の東側は里芋2畝とサツマイモ&メロン混植2畝で、ここは2018年は「たんじゅん農」にのっとって栽培することにしており、それぞれ記事にした。
 また、自宅前の畑・南区画の西側は一毛作であり、冬野菜は作付けしておらず、2018年夏野菜の作付けは「たんじゅん農」にのっとって栽培することにし、これも別途記事にした。
 さて、最後に残った懸案は、自宅前の畑・北西区画と北東区画である。
 北西区画には冬野菜(2017年は慣行農法)、北東区画には当地特産「徳田ねぎ」(これはずっと連作し、慣行農法でいく)と冬野菜(2017年は慣行農法)を作付けしているが、2018年の夏野菜をどういう農法でいくかである。
 なお、徳田ねぎは慣行農法で優良品が無農薬でできており、生育時の土寄せや収穫時の掘り起しで土壌細菌叢をかき混ぜすぎるので「たんじゅん農」には不向きであろうと思われるから、慣行農法を続けることにした次第。
 この2区画で栽培するのは、ピーマン(これは一毛作)、接木トマト、キュウリ第1弾と第3弾、十六豆第1弾、枝豆第1弾、そしてトウモロコシである。他にニンニクが1畝あり、これは連作し、晩生トウモロコシとの2毛作とする。

 他の区画では「たんじゅん農」のための土壌改善として「刻み藁」を多用しており、もう田んぼにないかと思っていたが、まだまだ残っていたので、これを自宅前の畑・北西区画と北東区画にも入れられそうな塩梅となってきた。
 よって、ここも「たんじゅん農」にのっとって作付けすることとした。
 トウモロコシは根張りがよく、過剰肥料を吸い上げてくれ、「たんじゅん農」を成功させる土づくりによいようだから、2018年は幾畝か植えたいところだが、2、3畝しか栽培できそうにない。よって、トウモロコシは順繰り場所を変えて何年かで一巡りさせるしかなさそうだ。
 なお、枝豆はトウモロコシとの交互作付けによる連作とする。と言うのは、「たんじゅん農」によると、大豆は窒素固定をし過ぎるから、窒素過剰となり、肝腎の炭素素材が不足がちとなって無肥料栽培にあまり適さないとのことであり、枝豆の毎年連作は避けたいからである。
 といったことを考えているが、作付け直前になって変更することが頻繁に起きよう。
 このページでは、一番の懸案である自宅前の畑・北西区画と北東区画のうち、北西区画における夏野菜・冬野菜2毛作(一部1毛作)について記す。なお、北東区画は別記事とする。

(2017年12月9日、10日)
 自宅前の畑・北西区画4畝のうち冬野菜を作付けしていないのは、ピーマン跡だけであり、その跡に刻み藁をばら撒いて、ビッチュウで起こしながら、枯草とともに混ぜ込んで、粗畝作りを行った。
 小松菜、菊菜、カブの畝は収穫後の春に同様に畝作りを行うこととする。そのため、刻み藁を田んぼから回収したのだが、もう底をつき、若干不足気味。
 なお、粗畝作りを行った後、他の畝では行った畝の両サイドへの藁入れであるが、ピーマン跡は、刻み藁がけっこうたくさん入った感がしたから、南面だけに藁入れするだけに止めた。
(2018年3月24日)
 小松菜、カブ跡を夏野菜用に畝作り。冬野菜の残骸と刻み藁(十分な量ではないが)をはつり込む。
(5月13日)
 春菊の跡は、刻み藁なしで枯れた春菊の残骸を埋め込む。
 
 ところで、「たんじゅん農」を行うに当たっては、土はあまりいじらないほうが良いとのことであり、こうした藁を敷き込んでの畝作りは今回だけとする。なお、その後は、収穫後の畝の再整形に当たり、表層10cm程度に刻み藁などを混ぜ込もうと目論んでいる。
 土壌菌が健全な状態になるのに、うまくいって0~3年かかるとのことであり、是非そうなってほしいものである。

<北西区画:第1畝=ピーマン:単作>
 →詳細記事:「ピーマンの栽培
<2018年>
(5月6日)
 株間をたっぷりとって購入苗を定植。昨年に引き続き連作で一毛作である。
(10月11日)
 昨年は西のほうは2株分ほど空いたままであった。よって、畝全体に残留肥料がある上に、西の方は十分に肥料が残っているであろうから、今年は無肥料と言えども、施肥栽培とそれほど変わらない。気持ち西の2株は生育がいい感じがする。収穫状況は昨年よりも良い感じがするが、苗の質によることも考えられる。評価★★★☆☆
 なお、この畝に枯草や野菜の残骸をどっさり被せてあり、これは冬野菜には使わなかったので、来季の夏野菜用(隣畝)に使うことにしよう。
<2019年>
(8月23日)
 定植前の畝整備は、土いじりはせず、枯草を除けてスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込むだけに止めた。
 4月末に購入苗を定植後、雑草抑えに枯草で畝を覆っておいたが、けっこう雑草が繁茂し、草刈機で3回ザッと草刈り。
 成育は非常に悪く、樹体は小さいし、生りもとんと悪い。2017年からこの畝でピーマンの連作を始め、3年目になるから連作障害が出たのだろうか。
(11月21日)
 その後、猛暑が去ったら若干生育が進み、ポツポツ収穫でき、昨年同様、暖かい11月につき、ピーマンはまだまだ元気だが、今日、最終収穫。評価★★☆☆☆
 無肥料2年目だからか、同じ畝での3年目栽培で連作障害が出たのか。
<2020年>
 4月6日に畑起こしもどき(スコップを差し込み、空気入れ、若干の土ほぐしにもなる)をしながら、牡蠣殻粉末と若干の枯草を入れ込む。
 4月7日にJAで苗(京みどり)を10ポット購入し定植。
 蛎殻粉末をいれたせいか、長梅雨のせいか、生育は昨年よりずっといい。収穫も順調だ。評価★★★☆☆

<北西区画:第2畝=キュウリ第3弾、その後にホウレンソウ>
 →詳細記事:「キュウリ最終第3弾の栽培」、「ホウレンソウの栽培
<2018年キュウリ第3弾>
(9月9日)
 7月1日に7月いっぱいまで種蒔き可能な「奥武蔵地這胡瓜」でポットに種蒔き。幾分、葉っぱの色が薄かったが順調に生育。しかし、雌花がほとんど付かず、8月下旬にほんのわずか収穫できただけ。時差収獲の第3弾(最終)は不作のことが多いが、こんなことは初めて。評価☆☆☆☆☆
 小松菜とネギ苗の後作で、残留肥料はどれだけかあったろうに?
 原因は肥料不足以外のこともあろう。来年は別品種の種でいく。
<2018年ホウレンソウ>
(10月4日)
 9月9日に前作のキュウリ第3弾を片付け、スコップで畝起こしもどきしておいたつもりだが、やってないかもしれぬ。10月3日に残骸や枯草をピーマンの畝に移し、台形に整形し、4日に「日本ほうれん草」を種蒔き。第1弾はまばらな芽吹きであったが、第2弾はきれいに揃って芽吹いた。
(11月18日)
 肥料不足であろう、部分的に葉が黄色い。そこで、完全な自然農法とはならないが、全体に草木灰を散布。黄色い部分はしっかりと。
(2019年2月24日)
 草木灰の効果は全くなし。小さなままで、ほう立ち始め、食用にならず。評価☆☆☆☆☆
<2019年キュウリ第3弾>
(7月13日)
 7月1日にキュウリ第3弾の種蒔きをし、本日定植。畝は事前に草刈機で草刈りし、スコップで畝起こしもどきしておいただけ。
(9月26日)
 その後、雑草が繁茂し、草刈機でざっと2回草刈り。生育はとんと悪い。生りもほとんどなく、9月半ばにくずキュウリを4個収穫しただけで終わった。評価☆☆☆☆☆
 本日、枯草や枯れキュウリのツルを畝の法面北側に鍬で溝立てし、手で埋め込み。
<2019年ホウレンソウ>
(10月5日)
 本日、ホウレンソウ第4弾を種蒔き。
(12月1日)
 時期が遅れたのか、なかなか大きくならない。なお、草木灰を、種蒔きのときに中央部分に、11月18日に全体にばら撒いておいた。評価☆☆☆☆☆
<2020年キュウリ第3弾>
 6月26日にポットに種蒔きし、7月3日に定植。植え付け箇所に木灰を軽く一握り撒き、かき混ぜて穴を空け、植え付け。ウリハムシ対策に寒冷紗を掛ける。
 8月2日にネットを外し、支柱を差し、漁網を張る。
 8月13日に1本初収穫し、その後も順調に生育するも、1日に1本程度の収穫で、9月に入ったら、今までのようには収穫できず。評価★★☆☆☆(少々甘いか)

<北西区画:第3畝(作付け品種はいろいろ変える>
 →詳細記事:「枝豆の栽培」、「徳田ねぎの種蒔き&苗の栽培管理」ほか
<2018年枝豆>
(7月20日)
  枝豆は4月15日にポット苗づくりを始め、5月6日に定植。順次収穫し、本日、残り全部を収穫。昨年並みの出来であった。枝豆は、前作のカブの残留肥料で十分生育したことであったろう。評価は★★★☆☆
<2018年ネギ苗>
(10月3日)
 ネギ苗を育てるために種蒔き。苗の場合は施肥せずに行うこともあり、十分育つであろう。なお、コンパニオンプランツにネギは重宝するから、昨年の倍の作付けとした。
(2019年2月3日)
 何も施肥していないから生育が悪い感がする。そこで、草木灰を振りまいておいた。なお、草抑えに籾殻を追加で撒いておいた。
(4月21日)
 ネギ苗は、もう仮伏せの時期だから、苗を全部掘り出す。今年は昨年以上に生育が悪く、せいぜい15cm程度の長さだ。
 ネギ苗を収穫後、後作の枝豆用に畝を台形からかまぼこ型に整形し直す。
<2019年枝豆>
(4月27日)
 2週間前にポットに種蒔きしたが昨年の残り種につき発芽は少なく、半分は苗を植え、残り半分は直播きで枝豆栽培。
(8月1日)
 枝豆は7月にまずまずの収穫を得た。評価は★★☆☆☆
<2019年ホウレンソウ>
(9月27日)
 先日草刈りした枯れた雑草と隣の畝のトウモロコシの残骸の一部を、畝の両サイドに鍬で溝を立て、手で埋め込み。今日、ホウレンソウ第3弾を種蒔き。草木灰は再転圧前にばら撒く。
(12月22日)
 11月にも草木灰をばら撒いたが、効果なし。
 まずまず大きくなったものをほんの少々だけ収穫できただけ。評価☆☆☆☆☆
<2020年トウモロコシ第2弾>
 4月6日に畑起こしもどき(スコップを差し込み、空気入れ、若干の土ほぐしにもなる)をしながら、牡蠣殻粉末と若干の枯草を入れ込む。
 5月11日にポット苗をばらして定植。
 7月中下旬に小さなものしか収穫できなかったし、鳥害がけっこうあった。評価★☆☆☆☆

<北西区画:第4畝=トウモロコシ→枝豆、その後にソラマメ→ネギ苗>
 →詳細記事:「トウモロコシの栽培
<2018年トウモロコシ>
(7月25日)
 トウモロコシを4月30日にポットに種蒔きし、5月17日に定植。本日、収穫終了。株間が広すぎたのか雌穂に花粉が十分付かず、実の歯抜けが多い。また、第1弾に比べ若干背が低いし、実も小さい。ただし、味は良い。評価★★☆☆☆(少々甘め)
 前作の菊菜は花が咲くまで置いておいたから残留肥料が少なくて、肥料を欲しがるトウモロコシであるから、肥料不足で生育が良くなかったのであろう。
<2018年ソラマメ>
(10月18日)
 前作のトウモロコシが不作であったので、地盤改良をすることとした。というのは、この畝は2、3年前まで樹木が3、4本植わっていた列であり、十分に起耕せずに畝づくりしているからだ。なお、中ほどに大きな切り株があり、これが朽ちるには数年以上かかることだろう。
 三浦伸章「ガッテン農法」に基づき、硬盤くずしを行う。
 まず、テンワで表層10cm程度を削り、畝の北側に退ける。次に、15cm程度の土をテンワで畝の南側に退ける。
 これで概ねフラットとなり、東端約1mを20cmほどビッチュウで掘り、西隣に積み上げる。その窪みに、硬盤くずしのためスコップを差し込んで空気を入れ、10~15cm間隔で後退していく。
 その後、枯草を敷き込み、積み上げた土を戻す。その繰り返しで4mほどの畝を再びフラットにする。
 ここで、また枯草を敷き込み、南側に退けた土をテンワで元に戻す。次に、北側に退けた土をテンワで元に戻す。
 最後に、テンワで畝の粗整形をして終了。
 かなり幅広の大きな高畝となった。これは、土をほぐしたのと枯草を入れ込んだことによるものであり、枯草の分解が進めば、そのうち若干高さが減ずるであろう。
(10月21日)
 本日、去年のソラマメ残り種、5粒を埋め込む。(後日追記:よい発芽は3株だけ)
(2019年2月3日)
 元気な状態にあるが、株元で齧られた枝がある。株周りに籾殻を敷き詰めておいた。休耕田で焚火した草木灰のまだ熱いものを畝にばら蒔いておいた。
(5月23日)
 花が流れたのかほとんど実がつかず、失敗に終わった。評価☆☆☆☆☆
 たいしてうまいものではないので、ソラマメ栽培はこれにて中止する。
<2019年トウモロコシ>
 トウモロコシの栽培に当たって、特に畝整備はせず、5月12日にポット育苗したトウモロコシを植え付けた。
(8月1日)
 トウモロコシの生育は思わしくなく、軸に虫食いがけっこう出てきたが、雌穂はほとんど大丈夫であった。7月下旬に収穫したが、小さなものしか採れなかった。評価★☆☆☆☆
 先日草刈りした枯れた雑草とトウモロコシの残骸を、畝の両サイドに鍬で溝を立て、手で埋め込み、後作の粗畝整備を完了。
<2019年ネギ苗>
 9月27日にネギの種蒔き。後日、2度にわたり籾殻被せ。2020年4月26日、今年は暖冬暖春であったが、無肥料のせいか生育が悪く、例年4月中頃に仮伏せするのだが、今日まで延期した。何とかまずまずの苗が得られた。
<2020年枝豆>
 5月3日、ポット苗がけっこう大きくなったから本日定植。7月19日に最終収穫。西のほうは生育が良くなかった。評価★★☆☆☆

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「チャレンジ自然農法」、自宅前の畑・北東区画での夏野菜・冬野菜2毛作の無肥料無農薬栽培 [各論:夏野菜各種、冬野菜各種の二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、それぞれの野菜種別の記事「自然農法:〇〇〇〇」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは藁(一部は刻み藁)であり、これでいくことにした。

 自宅前の畑は野菜栽培が4区画あり、南区画の東側は里芋2畝とサツマイモ&メロン混植2畝で、ここは2018年は「たんじゅん農」にのっとって栽培することにしており、それぞれ記事にした。
 また、自宅前の畑・南区画の西側は一毛作であり、冬野菜は作付けしておらず、2018年夏野菜の作付けは「たんじゅん農」にのっとって栽培することにし、これも別途記事にした。
 さて、最後に残った懸案は、自宅前の畑・北西区画と北東区画である。
 北西区画には冬野菜(2017年は慣行農法)、北東区画には当地特産「徳田ねぎ」(これはずっと連作し、慣行農法でいく)と冬野菜(2017年は慣行農法)を作付けしているが、2018年の夏野菜をどういう農法でいくかである。
 なお、徳田ねぎは慣行農法で優良品が無農薬でできており、生育時の土寄せや収穫時の掘り起しで土壌細菌叢をかき混ぜすぎるので「たんじゅん農」には不向きであろうと思われるから、慣行農法を続けることにした次第。
 この2区画で栽培する夏野菜はは、ピーマン(これは一毛作)、接木トマト、キュウリ第1弾と第3弾、十六豆第1弾、枝豆第1弾、そしてトウモロコシであり、後作としてホウレンソウ、小松菜、菊菜を栽培している。他に時期が少々ずれるニンニクが1畝あり、これは連作し、晩生トウモロコシとの2毛作とする。

 他の区画では「たんじゅん農」のための土壌改善として「刻み藁」を多用しており、もう田んぼにないかと思っていたが、まだまだ残っていたので、これを自宅前の畑・北西区画と北東区画にも入れられそうな塩梅となってきた。
 よって、この2区画も「たんじゅん農」にのっとって作付けすることとした。
 トウモロコシは根張りがよく、過剰肥料を吸い上げてくれ、「たんじゅん農」を成功させる土づくりによいようだから、2018年は幾畝か植えたいところだが、2、3畝しか栽培できない。よって、トウモロコシは順繰り場所を変えて何年かで一巡りさせるしかなさそうだ。
 なお、枝豆はトウモロコシとの交互作付けによる連作とする。と言うのは、「たんじゅん農」によると、大豆は窒素固定をし過ぎるから、窒素過剰となり、肝腎の炭素素材が不足がちとなって無肥料栽培にあまり適さないとのことであり、枝豆の毎年連作は避けたいからである。
 といったことを考えているが、作付け直前になって変更することが頻繁に起きよう。
 このページでは、自宅前の畑・北東区画における、ネギ以外の夏野菜・冬野菜2毛作作について記し、北西区画における栽培は別ページとする。

(2017年12月9日、10日)
 自宅前の畑・北東区画はネギ以外で6畝取っていたが、5畝に減らし、畝間を少し広げることとした。
 北東区画で冬野菜を作付けしていないのは晩生枝豆跡だけであり、ここに刻み藁をばら撒いて、ビッチュウで起こしながら、枯草とともに混ぜ込んで、粗畝作りを行った。
 冬野菜とニンニクの畝は収穫後に畝作りを行うこととする。そのため、刻み藁田んぼから回収したのだが、もう底をつき、若干不足気味。
 なお、晩生枝豆跡の粗畝作りに当たり、他では行った畝の両サイドへの藁入れであるが、刻み藁がけっこうたくさん入った感がしたから、南面だけに藁入れするだけに止めた。
(2018年3月4日、24日)
 3月4日にビタミン大根、ホウレンソウ第1弾跡を、3月24日にホウレンソウ第2弾、小松菜跡を、畝数減少を考慮しながら夏野菜用に畝作り。冬野菜の残骸と刻み藁(十分な量ではないが)をはつり込む。
 残すはニンニク畝であるが、これは収獲が済んでからとする。(ニンニク跡は6月初めの収穫後に敷き込んだ刻み藁とニンニクの残骸を埋め込んだ。)
 
 ところで、「たんじゅん農」を行うに当たっては、土はあまりいじらないほうが良いとのことで、こうした藁を敷き込んでの畝作りは今回だけとする。なお、その後は、収穫後の畝の再整形に当たり、表層10cm程度に刻み藁などを混ぜ込もうと目論んでいる。
 土壌菌が健全な状態になるのに、うまくいって0~3年かかるとのことであり、是非そうなってほしいものである。

<北東区画:第1畝=十六豆第1弾、その後作は小松菜第1弾>
 →詳細記事:「十六豆(十六ササゲ)の作付け計画&無肥料栽培」、「小松菜の無肥料栽培
<2018年><夏作:十六豆>
 十六豆第1弾を4月15日にポットに種蒔きし、5月6日に定植。
 初期生育がとんと悪かったが、6月5日時点では順調に生育しだし、6月21日時点ではイキイキ元気に成長中。
(8月4日)
 7月末から8月初めに生りがガクンと悪くなったが、樹勢は良く、再び生りはじめた。例年より元気で収穫量も多い感じがする。
(8月31日)
 今年の十六豆は非常に好成績を収めたが、ほぼ終了した。評価★★★★★
<2018年><冬作:小松菜>
(10月10日:小松菜第1弾の種蒔き)
 十六豆の垣根を壊した後で、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行っておいた。
 十六豆栽培後の畝には何も入れず、畝整形後、本日、小松菜第1弾の種蒔き。
(11月18日)
 小松菜は、種蒔き以降の高温で生育が早く、1週間前に初収穫したが大半が食べ頃となった。肥料不足を感じさせない優良な出来である。
(2019年3月27日)
 その後、少々収穫し、大半は菜の花として摘み、大半が花が咲き出したので、今日、鎌で株元から切り、その場に積み置く。評価★★★★★ 
<2019年><夏作:十六豆>
(6月22日)
 枯れ草などを畝の両サイドに退け、定植畝をスコップで幅広く畑起こしもどきを行う。これで、土がけっこうほぐれる。
 テンワで畝の法尻をかき上げ、かまぼこ型に整える。本日、苗を植え付け、株元を枯草などで覆う。
(8月19日)
 成育は良く、ずっと高収穫を続けてきたが、16日は2本だけで、その後は細々と続いているだけ。今日で、それもストップする。樹体は元気だから復活を期待しよう。
(9月17日)
 その後、復活し、バカ採れは数日前に終わり、昨日、収穫終了。評価★★★★★
<2019年><冬作:小松菜>
(10月10日)
 十六豆収穫後、畝の草叩き・法尻の削り上げをし、垣根を壊したり、畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯れたツルや雑草を畝の両サイドに埋め込みを行い、10月10日に小松菜第1弾を種蒔き。 (12月1日)
 少々まばらな芽吹きであった。なお、近くのホウレンソウに今年は虫食いがひどく、小松菜第1弾も少々被害が出だした。そこで、虫除けのため11月に入ってから3回ほど竹酢液噴霧。その効果のほどは定かでないが、虫食いは減った。今年の小松菜も昨年同様に生育は良く、一部が食べ頃に。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、成育が良すぎて、また、虫食いも若干進み、食用に不向きとなってしまった。春に菜の花を摘むしかない。評価(生育度)★★★★★
<2020年><夏作:十六豆(黒種)>
(8月20日)
 4月に畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末を適量入れ込んである。4月20日ポットに種蒔きし5月3日に定植。7月末にはほとんど終わる。少々不作であった。評価★★☆☆☆(少々甘いが)

<北東区画:第2畝=キュウリ第1弾、その後作はホウレンソウ>
 →詳細記事:「キュウリの作付け計画&第1弾(購入苗)の無肥料栽培」、「ホウレンソウの無肥料栽培
<2018年夏作:キュウリ第1弾>
(6月21日)
 5月6日に購入苗を定植し、ウリハムシ対策で防虫ネットトンネルにしてある。
 2週間後から全株ともあまり元気がなく、2週間後くらいから下のほうの葉が部分的に黄変。この畝は、小松菜の残骸を青葉のままですき込み、刻み藁も入っているから、それらの腐敗が原因かも?
 6月5日時点で、やっと元気になり、防虫ネットを外して支柱建てし、結わい付け。例年より少々遅れ気味だが、何とかうまくいきそうな感がする。
 6月21日時点では、例年に比べて背の伸び方が悪く、収穫量も例年の半分。
(8月8日)
 その後、少しずつ生育し、昨年より長く持っており、少しずつ収穫もできていたが、本日、良品数本で収穫終了。成績は総合的には昨年と変わらない。評価★★★☆☆
 昨年の慣行農法によるものは7月20日に屑っぽいものが採れたのが最後だから、無肥料栽培は生り始めは勢いがないものの、長く収穫できるということだろうか。
<2018年冬作:ホウレンソウ>
(9月20日:ホウレンソウ第1弾の種蒔き)
 キュウリの垣根を壊した後で、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
 キュウリ栽培後の畝には何も入れず、畝整形後、本日、ホウレンソウ第1弾の種蒔き。 
(11月11日)
 疎らにしか発芽せず、追加種蒔きを行なったがそれも疎らな発芽。苦土石灰を入れていないので土壌の酸性化が原因であろう。
 ここのところの暖かさでグングン生長し、本日、大きいものを初収穫。
 疎らな発芽であったが、肥料不足は感じない生育の仕方だ。評価★★☆☆☆
<2019年夏作:キュウリ>
(2019年4月25日)
 ホウレンソウ跡でのキュウリ連作。昨日JA売店で「北進」16株を買い、今朝定植。
 植え付け前に広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
(7月15日)
 初期生育は昨年より良かったが、その後の生育は鈍り、初生りは2年連続10日ほど遅れた。そして、キュウリの生りようは昨年より悪く、どれだけも採れず、本日終了。評価★☆☆☆☆
 臨時の栽培であるが、トウモロコシ第4弾の作付けを7月1日に畝の両側に行い、トウモロコシの根張りで土壌改良されるのを期待。
(9月7日)
 トウモロコシは肥料を欲しがり、無肥料だから背が低い。真夏は虫食いがけっこう多いし、かなり小振りなものばかりで大した収穫はできず。評価★☆☆☆☆
 本日、残骸を引き抜き、大ざっぱに刻んで畝に置く。雑草を鎌で草刈り。
<2019年冬作:ホウレンソウ>
(9月20日)
 トウモロコシを処分後、枯草を畝の両側に退け、畝の法面両側を鍬で溝立てし、枯草を埋め込み。ホウレンソウはアルカリ土壌を好むから、畝の中央寄り半分に草木灰を適量撒いておいた。20日にホウレンソウ第2弾(2品種を半々)を種蒔き。
(12月1日)
 草木灰の効果はあまり定かでない。今年は虫食いが激しく、ホウレンソウの生育の良し悪しは定かでないが、昨年より落ちる感がする。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、その後の生長があり、良さそうなものを少々収穫。虫食いがひどかったので、評価★☆☆☆☆
<2020年夏作:キュウリ>
(4月27日)
 3月に畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込んである。
 昨日JA売店で「夏すずみ」14株を買い、今朝定植。
(8月15日)
 昨年よりは成績が良く、数日前まで何とか収穫できた。評価★★☆☆☆

<北東区画:第3畝=トウモロコシ第3弾、その後作はニンニク>
 →詳細記事:「トウモロコシの栽培」、「ニンニクの無肥料(減肥料)栽培
<2018年夏作:トウモロコシ>
(6月2日:トウモロコシ第3弾の苗植え付け)
 5月14日にポットに種蒔きし、6月2日にニンニクを収穫後、すぐに畝整形し(ニンニクの茎・葉をそのまま刻み藁とともにすき込んで)定植。
(8月3、4日)
 「まだまだ実入りがない」と感じていたが、先っちょのほうが全く受粉ができていなかったことによる。受粉がうまくいかなかったのは原因不明。第1、2弾との品種の違いによるのか?
 1本皮を剥いてみたら、ほぼ完熟。ただし、歯抜けが全体に多くあり、虫食いもある。4本収穫したが、いずれも同じ。
 第1、2弾に比べて生育も不十分で、無肥料栽培は失敗といったところ。評価☆☆☆☆☆
<2018年冬作:ニンニク>
(8月15日)
 畝の両サイドに溝を掘り、3畝分の枯れたトウモロコシ、トマトの残骸そして枯草を埋め込む。そして、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
(9月17日:ニンニク種片植え付け)
 昨年と同様に株間12cmで2列並べで置いていった。そしたら、かなり余り、もう1列並べたらちょうどぴったりとなり、3列植えすることにした。列幅20cm。
 ところで、「無肥料栽培を実現する本」を著された岡本よりたか氏によると「無肥料では必ず成長の悪くなる玉ねぎ、にんにくなど、ユリ科の作物…」と解説されており、ニンニクは玉が小さいと調理しにくくなるから、一考せねばならない。「よりたか農法」によれば、野菜全般に栄養不足の恐れがある場合は「草木灰を足し込み、必ず希釈した酢を一緒に撒く」とある。
 よって、庭木の剪定ごみなどを休耕田で燃やしてできた草木灰といただきものの竹酢液を散布することとした。なお、毎年、刻み藁をたっぷり乗せることにしており、これはニンニク収穫後のトウモロコシや翌年のニンニクの栄養となろう。
(10月28日)
 おおむね順調に生育中。本日、刻み藁をたっぷり覆う。
(11月9日)
 ニンニクは肥料を欲しがるとのことであり、無肥料栽培にはならないが、朝、雨が降り出したところで、草木灰を列間と法面に適当量を撒き、竹酢液100倍散をジョウロで6リットル撒く。草木灰は強いアルカリ性、酢は強い酸性であり、打ち消し合って中性になる、ということであるが、その塩梅が分からないものの、アルカリ度を弱めてくれたのではなかろうか。
(2019年6月2日)
 その後ニンニクは順調に生育し、本日収穫。3列植えと少々密に植えたせいか、若干小振りであり、小さ過ぎるクズも昨年の倍生じた。3列中、南の列は十分な大きさのものが多かった。ほとんど無肥料での3連作でありながら、まずまずの成績だ。評価★★☆☆☆
<2019年夏作:トウモロコシ>
(6月3日)
 ニンニク跡の畝の刻み藁を退け、トウモロコシ苗を定植し、刻み藁を戻す。
(8月12日)
 8月上旬にトウモロコシの収穫を終えたが、昨年と同様に背は低く生育はあまり良くなかった。実も小さいが味は良好。評価★☆☆☆☆
 畝の両サイドと峰に鍬で溝立てし、刻んで置いておいたトウモロコシの残骸や半分堆肥化した刻み藁を溝に入れ込み、手で埋め込んで畝整備。最後に畝間を鍬で軽く削って、畝に乗せ、後作のニンニク畝の粗整備を完了。
<2019年冬作:ニンニク>
(9月19日)
 その後、2回雑草叩きをし、ニンニク片を15日に植え付け。昨年より幅、列とも広く取り、株間15cmで列幅30cmとって2列植えとした。去年は「畝起こしもどき」を行なっておいたが、今年は昨季のニンニクがうまくいったから、省略した。本日、昨年の刻み藁の在庫があり、それをまずまずの量を畝に乗せて雑草抑え。
(11月10日)
 肥料を欲しがるニンニクゆえ、今年も草木灰&竹酢液を適当に撒いた。
(2020年5月28日)
 ややほっそりした痩せた地上部だが、随分と背が高くなっており、刃先が黄変してきたから、もう収穫してよかろう。ということで、本日収穫作業に取り掛かった。
 昨期は3列植えと少々密に植えたせいか若干小振りであったので、今季は2列植えとしたものの大きくはならず、昨期よりやや小ぶりの感がする。ただし、小さ過ぎるクズは数個止まりとなった。ほとんど無肥料・連作の2年目でありながら、まずまずの成績だ。大きさの総合評価は★★☆☆☆(少々甘いか)。

<北東区画:第4畝=トウモロコシ第1弾、その後作は小松菜第2弾>  →詳細記事:「トウモロコシの栽培」、「小松菜の無肥料栽培
<2018年夏作:トウモロコシ>
(7月14日:トウモロコシ収獲)
 今年初めて本格的に栽培したトウモロコシ。4月15日にポットに種蒔きし、4月30日に定植。その後、順調に生育するも、背丈は少々低いようであり、実の大きさも小さめ。3日前に、くずっぽいものを含めて4本収穫。本日、最終収穫。評価★☆☆☆☆
 土壌がまだまだ不完全で、肥料不足のトウモロコシになってしまったという感じ。
<2018年冬作:小松菜>
(10月21日:小松菜第2弾の種蒔き)
 トウモロコシ収獲後、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。その後は何も入れず、畝整形後に小松菜第2弾の種蒔き。 
(2019年1月30日)
 小松菜は12月下旬から生育が止まった感がする。種蒔き時期が遅かったからか、全体に少々小振りだが、まあまあ十分な大きさ。評価★★★☆☆
(3月27日)
 その後、小松菜を少々収穫し、大半は菜の花として摘み、大半が花が咲き出したので、今日、鎌で株元から切り、その場に積み置く。
<2019年夏作:トウモロコシ>
(4月27日)
 小松菜の畝は特に何もいじらず、今日、トウモロコシの苗を定植。なお、発芽が悪かったので苗が不足し、空いた畝には種を直播。
(8月1日)
 トウモロコシの生育は悪く、特に雌穂の出が遅れ、収穫は悪かったし、小さいものしか採れなかった。評価★☆☆☆☆
 先日草刈りした枯れた雑草とトウモロコシの残骸(一部は隣の畝に)を、今日、畝の両サイドに鍬で溝を立て、手で埋め込み、後作の小松菜用畝を粗整形。
<2019年冬作:小松菜>
(10月17日)
 小松菜第2弾の種蒔き
(12月1日)
 11月から隣畝のホウレンソウに虫食いがひどく、小松菜第2弾も被害が出だした。そこで、虫除けのため竹酢液を11月に3回にわたり噴霧。その効果は定かでないが、虫食いは少ない。生育はまずまずで、そろそろ食べられそうな大きさになってきた。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、成育が良すぎて、また、虫食いも若干進み、食用に不向きとなってしまった。春に菜の花を摘むしかない。評価(生育度)★★★★★
<2020年夏作:トウモロコシ>
 4月に畑起こしもどき(スコップを差し込み、空気入れ、若干の土ほぐしにもなる)をしながら、牡蠣殻粉末と若干の枯草を入れ込んである。
(7月19日)
 4月20日に種蒔きし、5月3日に定植。昨年より調子はいいが、虫食いが若干と鳥害がけっこうあった。小振りなものばかりで本日最終収穫。評価★★☆☆☆(ちょっと甘いが)

<北東区画:第5畝=接木トマト、その後作は菊菜→ホウレンソウ>
 →詳細記事:「自宅前の畑でのトマト(接木苗)無肥料栽培」、「菊菜(春菊)の無肥料栽培
<2018年夏作:接木トマト>
(6月3日)
 5月6日に購入苗(接木)を定植。5月28日現在、いまいち生育が悪い。晩生枝豆の跡であり、刻み藁が入っているだけだが、どうしたことだろう。
 6月3日時点で、まずまず生育しだした感がし、脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、他の脇芽を欠き、支柱に結わい付け。
(8月4日)
 自宅前の畑は接木苗であっても成績は悪く、例年並みの収穫であり、終盤となった。評価は昨年と同様で、無肥料であっても変化なし。評価★★☆☆☆
<2018年冬作:菊菜>
(9月24日:菊菜の種蒔き)
 トマトの垣根を壊した後で、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
 トマト栽培後の畝には何も入れず、畝整形後、本日、菊菜の種蒔き。
(11月18日)
 高温傾向が続き、部分的にもう食べ頃になってきた。肥料不足を感じさせない生育である。
(2019年4月22日)
 無肥料でも物凄い成育であった。評価★★★★★
 すでにほとんどに蕾がつき、今日、草刈り機で株元から刈り取り。残骸は一先ず隣の畝に積み置く。
<2019年夏作:接木トマト>
(4月26日)
 昨日、JA売店で接木苗「ホーム桃太郎」12株を買い、今朝、定植。
 あらかじめ、広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
(8月6日)
 成育はいたって悪く、樹体はヒョロヒョロしており、やっと生きていると言った感じ。小さ目のものがポツポツ採れているだけで、全くの不作。お盆過ぎには終了となろう。評価★☆☆☆☆
 菊菜は虫除けになるというから、根っこも何か悪いものを出し、そのせいでトマトの生育が悪くなったかもしれぬ。後作は菊菜は止めてホウレンソウにしよう。
<2019年冬作:ホウレンソウ>
(9月14日)<ホウレンソウ第1弾:種蒔き>
 8月29日にトマトを処分し、残骸は切り刻み、畝に置く。9月12日に枯草や残骸を畝の両サイドに退け、法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。本日、種蒔き。
 有機肥料栽培、無肥料栽培ともに、ここのところ毎年不作気味だから、今年は2品種の比較栽培とし、また、土壌をアルカリ性にしようと、2品種の各半分に草木灰を振り、完全無肥料との比較栽培も試みた。
(10月15日)
 発芽も良く、成育も順調で、部分的に十分な大きさとなり、第1回目の収穫。
 草木灰の効果実験の結果が出た。「日本ほうれんそう」は草木灰なしだと生育が非常に悪い。「治郎丸ほうれんそう」はさほどではないが、草木灰を撒いたほうが若干生育がいい。
(12月1日)
 第1回の収穫(10月15日)から、たった5日後(10月20日)第2回目の収穫をしたが、この間に虫食いが急に激しくなり、11月になってから3回、虫除けのため竹酢液噴霧。遅きに失したから、その効果のほどは不明。その後、虫食いを免れたごく一部が収穫できそうになった。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、その後の生長があり、良さそうなものを少々収穫。虫食いがひどかったので、評価★☆☆☆☆ 
<2020年夏作:接木トマト>
 3月に畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込んである。
 4月27日にJAで購入した接木苗(品種:王様トマト<昔懐かしい品種>)12株ヲ定植。8月13日には生りは悪くなったが、8月末まで収穫でき、まずまずの成績。評価★★★☆☆(少々甘いか)
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「チャレンジ自然農法」ニンニクの連作・無肥料・無農薬栽培 [各論:夏野菜各種、冬野菜各種の二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、「自然農法:ニンニクをトウモロコシとの二毛作で連作・無肥料無農薬栽培」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは藁(一部は刻み藁)であり、これでいくことにした。
 無肥料の農法で土壌菌が健全な状態になるのに、うまくいって0~3年かかるとのことであり、是非そうなってほしいものである。

 自宅前の畑は野菜栽培が4区画あり、ニンニクの連作・無肥料・無農薬栽培は北東区画のうち1畝を使って行うこととした。
(2018年6月)
 北東区画の畝数を1つ減らすこととし、ネギを除いて5畝に作り直しを3月に着手し、ニンニク畝はニンニク収穫後に少しずらして畝づくり。畝づくりにあたっては、1年前にニンニク畝に敷き込んだ刻み藁とニンニクの残骸(枯れてから)を深めにはつり込んだ。 
 ところで、「たんじゅん農」を行うに当たっては、土はあまりいじらないほうが良いとのことで、こうしたはつり込みは今回だけとする。なお、その後は、収穫後の畝の再整形に当たり、刻み藁や残骸は畝の法面に埋め込むのを原則とする。
 何もかも連作を基本としており、ニンニク畝は後作にトウモロコシを作付けする二毛作としたい。どちらも肥料を欲しがるから少々厄介ではあるが。
 
<北東区画:第3畝=トウモロコシ第3弾、その後作はニンニク>
 →詳細記事:「トウモロコシの栽培」、「ニンニクの無肥料(減肥料)栽培

<2018年冬作:ニンニク>
(8月15日)
 前作のトウモロコシから無肥料栽培し、収穫がすでに終わっており、本日、畝の両サイドに溝を掘り、3畝分の枯れたトウモロコシ、トマトの残骸そして枯草を埋め込む。そして、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
(9月17日:ニンニク種片植え付け)
 今年からニンニクを無肥料栽培する。昨年と同様に株間12cmで2列並べで置いていった。そしたら、かなり余り、もう1列並べたらちょうどぴったりとなり、3列植えすることにした。列幅20cm。
 ところで、「無肥料栽培を実現する本」を著された岡本よりたか氏によると「無肥料では必ず成長の悪くなる玉ねぎ、にんにくなど、ユリ科の作物…」と解説されており、ニンニクは玉が小さいと調理しにくくなるから、一考せねばならない。「よりたか農法」によれば、野菜全般に栄養不足の恐れがある場合は「草木灰を足し込み、必ず希釈した酢を一緒に撒く」とある。
 よって、庭木の剪定ごみなどを休耕田で燃やしてできた草木灰といただきものの竹酢液を散布することとした。なお、毎年、刻み藁をたっぷり乗せることにしており、これはニンニク収穫後のトウモロコシや翌年のニンニクの栄養となろう。
(10月28日)
 おおむね順調に生育中。本日、刻み藁をたっぷり覆う。
(11月9日)
 ニンニクは肥料を欲しがるとのことであり、無肥料栽培にはならないが、朝、雨が降り出したところで、草木灰を列間と法面に適当量を撒き、竹酢液100倍散をジョウロで6リットル撒く。草木灰は強いアルカリ性、酢は強い酸性であり、打ち消し合って中性になる、ということであるが、その塩梅が分からないものの、アルカリ度を弱めてくれたのではなかろうか。
(2019年6月2日)
 その後ニンニクは順調に生育し、本日収穫。3列植えと少々密に植えたせいか、若干小振りであり、小さ過ぎるクズも昨年の倍生じた。3列中、南の列は十分な大きさのものが多かった。ほとんど無肥料での3連作でありながら、まずまずの成績だ。評価★★☆☆☆

<2019年冬作:ニンニク>
(8月12日)
 8月上旬に無肥料栽培トウモロコシの収穫を終えたが、昨年と同様に背は低く生育はあまり良くなかった。実も小さかったが味は良好。
 畝の両サイドと峰に鍬で溝立てし、刻んで置いておいたトウモロコシの残骸や半分堆肥化した刻み藁を溝に入れ込み、手で埋め込んで畝整備。最後に畝間を鍬で軽く削って、畝に乗せ、後作のニンニク畝の粗整備を完了。
(9月19日)
 その後、2回雑草叩きをし、ニンニク片を15日に植え付け。昨年より幅、列とも広く取り、株間15cmで列幅30cmとって2列植えとした。去年は「畝起こしもどき」を行なっておいたが、今年は昨季のニンニクがうまくいったから、省略した。本日、昨年の刻み藁の在庫があり、それをまずまずの量を畝に乗せて雑草抑え。
(11月10日)
 肥料を欲しがるニンニクゆえ、今年も草木灰&竹酢液を適当に撒いた。
(2020年5月28日)
 刻み藁をたっぷり敷いたお陰で雑草はたいして生えず、らしい草引きはぜずに済んだ。本日、収穫。地上部はややほっそりした痩せたものとなり、地下部の玉も昨期よりやや小ぶりの感がする。ほとんど無肥料・連作の2年目でありながら、まずまずの成績だ。評価は★★☆☆☆(少々甘いか)。
 近日、後作にトウモロコシ苗を植え付け予定。

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