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「チャレンジ自然農法」、メロン・後作に大根の連作・無肥料無農薬栽培 [各論:メロンと大根の二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、メロンをスイカに変えました。なお、大根はそのままで、新規記事「自然農法:ビタミン大根をメロン(その後スイカ)との二毛作で連作・無肥料無農薬栽培」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「たんじゅん農」に出会う少し前(2016年秋~2017年早春)に、畑全体のネコブセンチュウ対策に取り組んだ。これは、サツマイモにけっこうな被害が出ていて、畑全体で輪作しているから、空いた畝に順次、土壌改良菌剤と藁を入れ込んだところである。
 使用した土壌改良菌剤は、「粒状YKD」(線虫捕食菌、繊維分解菌を含有)と「バイオS5」(繊維分解菌、病原菌抑制菌を大量に含有)であり、「粒状YKD」の説明書に「稲藁をも分解し、一緒にすき込むとよい」とあり、そうした。また、1回の処置でネコブセンチュウは根絶できず、翌年、半量を同様にすき込むよう書かれていた。
 1回の処置で、どの程度の効果がでるか、サツマイモは晩秋に掘ってみないことには分からないが、「たんじゅん農」がうまくいけば、ネコブセンチュウもいなくなるとのことであるから、土壌改良菌剤の投入は、これまでとする。また、「百姓モドキの有機農法講座」に、“EM菌を1回だけ使う方法もあるが、よく知って使わないと逆効果となり、素人は手を出さないほうがいい”旨書かれていたから、なおさらである。「粒状YKD」と「バイオS5」が「EM菌」とどう違うのか知らないが、似たような感じがし、少々心配である。
(後日追記:サツマイモを3箇所で栽培していたが、大した効果はなかった感がする。)

 ところで、「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは刻み藁であり、これでいくことにした。ネコブセンチュウ対策でも、けっこうな量を入れ込んだから、正解ではなかったろうかと、ひそかに思っている。

<2017年冬作:大根>
(2017年11月5日)
 さて、メロン(夏作)・大根(冬作)の2毛作栽培であるが、毎年それぞれ全く違う畝で慣行農法で栽培(苦土石灰と有機肥料敷き込み)してきた。
 しかし、今冬の大根栽培から、これはメロンの後作であるが、同じ畝で両者を連続栽培することとし、無肥料で行うこととした。なお、大根は年によっては葉っぱが随分と虫に食われることがあるのだが、ここ何年か無農薬で通している。今後も無農薬でいく。土壌が改善されれば虫食いがグーンと減るはずであり、それが楽しみだ。
 今季の大根の畝作りは次のとおり。
 8月下旬から9月上旬にかけて、退けてあった雑草やメロンの枯草を、広幅のメロン栽培畝の両サイドと中央に埋め込んだ。これらの枯草は、肥料というよりも土壌細菌の餌となるものである。できれば刻み藁のほうが高炭素素材だから、それを入れたかったのだが、まだ手に入らない時期だから止むを得ない。
 大根は2品種で、蒔き時が異なり、ビタミン大根を8月下旬に1列、普通の大根1列を9月中旬に2回に分けて時差蒔きし、2列植えとしたところである。
 11月初め現在、昨年と同様に順調に生育している。なお、前作のメロンはあまりツルを張らず、収穫前に枯れたものも多いから、大根は無肥料でいくも、残留肥料がために、今季は無肥料栽培ということにはならないであろう。
 大根が終われば、メロンを無肥料で作付けする計画だが、メロンは連作を避けよ(3年空ける)とされているが、あえて連作する。メロンは他にも2畝は栽培するし、例年、収穫する前に枯れることが多く、高収穫は全然期待していないから、連作が元で全滅してもどってことない。自然農法で成功すれば儲けものというスタンスでの取り組みである。
 なお、大根の畝は、2列栽培につき、畝の中央が凹んだ形になっているから、大根の収穫後に、畝全体に刻み藁を撒き、はつり込んで畝の中央を少々カマボコ型に高くし、できるだけ養生してから、メロン苗を植え付けようと思っている。

(2017年12月19日)
 ビタミン大根は例年どおり生育してくれ、11月下旬から収獲。普通の大根は例年、通常より遅蒔きとし、あまり太くならないようにしているのだが、今年は天候不順と寒さにより、少々細めである。評価★★★☆☆
 前作のメロンの残留肥料があるからだろうが、生育に変化はない。なお、無農薬だが、これまた例年どおり大した虫害はない。特に今年、ビタミン大根は初期の虫害がさほどなくて生育がいい。
 大根栽培の詳細記事→「ビタミン大根の栽培」、「普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の栽培
<2018年夏作:メロン>
(2018年3月12日)
 普通の大根は11月の低温で生育が悪く、特に第2弾は小さなままで終わってしまったが、味は例年どおり。昨日、最終収穫し、本日、後作のメロン畝を作る。
 刻み藁を少々ばら撒き、雑草を削り上げ、畝の中央部にかたまってしまった刻み藁と雑草をビッチュウで少々はつり、広げる。鍬で畝の淵を削り、飛び出している刻み藁と雑草に被せる。最後にテンワで畝下を削り上げ、刻み藁と雑草を完全に覆う。
(4月23日)
 両隣各2畝の位置調整を行い、メロン畝を幅広に。今できている畝の東側を起こし、畝側を溝立てし、藁を敷き込み、土寄せし、幅広の畝を完成させる。
 なお、メロン栽培については、「須賀前の畑でのメロン栽培(苗の定植以降)」で詳細を記す。
(8月8日)
 無肥料・連作という厳しい条件(ただし残留肥料はあろう)ではあるが、メロンは予想外の豊作となった。なお、枯れるのが遅れて熟したものが多く収穫できたのは、梅雨明けが7月9日と早く、その後も25日に20mmの降雨があっただけで、土の湿り気が少なかったからだろう。評価★★★★☆(少々甘め)

<2018年冬作:大根>
(8月14日)
 昨年の大根1畝2列栽培、今年のメロン1畝栽培に引き続いて、今年の大根1畝2列も無肥料栽培する。
 広幅畝の中央と両サイドに溝を掘り、枯れたメロンの残骸と枯草を埋め込む。
 そして、枯草などを埋め込んでない個所(2列)をスコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)。
 なお、大根栽培は畝が少々不足しがちで、今年は、エンドウ跡の畝にカブと大根を半々栽培することとした。これは別途記事にする。
(10月1日)
 ビタミン大根は8月26日に種蒔きし、今までに2回選ったが、昨年より虫食いがひどく、部分的に移植せねばならなかった。虫食いにより、若干生育が悪いが、勢い良く生育している株もある。
 普通の大根は9月6日に種蒔きし、今までに1回選った。虫食いも少なく順調に生育している。
(11月10日)
 普通の大根:打木源助大根を数本収穫するも、例年並みのものは1本。
(12月2日)
 ビタミン大根:大きなものを数本収穫。出来は例年並みだが、残りで太く大きいものは数少ない。無肥料の影響は不明。虫食いで出遅れ、もう寒くなってきたから生長は見込めない。評価★★☆☆☆
(2019年1月30日)
 普通の大根:その後、順次収穫するも、昨年より、はっきりと小さい。打木源助大根は首元が太くても長くならずカブのような形が目立つ。青首丸尻宮重はいかにも細長い。評価(2品種とも)★★☆☆☆
(3月18日)
 新しい葉っぱが勢いよく伸び、全種類の大根はもう収穫不適。鎌でなるべく細かく輪切りにし、全部処分し、その畝に置く。

<2019年夏作:メロン>
(5月25日)<メロン苗の定植>
 種蒔きして冷床育苗してきたポット苗が随分と大きくなり、本日、10株を定植。
 なお、大根栽培中の12月に休耕田の枯草を軽トラで運び、畝の際に枯草を置いておいた。雑草防止と、メロン用敷き藁代わりである。
 ウリハムシがどれだけかいそうなので、寒冷紗でもって防虫ネットトンネルを作る。(6月13日にウリハムシは見かけなくなり、寒冷紗を外す。)
(6月17日)
 休耕田の枯草を大量に運び込み、藁の代わりに敷く。
(7月18日)
 例年どおり順調に生育し、2個だけ色が薄くなった。うち1個を初収穫。メロンは無肥料であっても変わりなく生育するから不思議なものだ。
(7月25日)
 その後、ポツポツ収穫できたが、昨日から実質上の梅雨明け。今朝見たら、かなりが枯れていた。湿り気が多い土だから、熱射で根腐れしたのだろう。たくさん実が付いたのに残念。枯れ色みを収穫して食べたが、やはり甘味が落ちる。評価(成育)★★★☆☆、評価(収穫)★☆☆☆☆

<2019年冬作:ビタミン大根>
(8月8日)
 メロンは完全に枯れており、枯草をたっぷり敷き込んであったから雑草は法尻に固まって生えている以外はたいして生えていない。雑草を鎌で刈り取って、枯草とともに両サイドのトマト畝に置く。広幅畝の両サイドに鍬で溝立てし、枯草やメロンの残骸を埋め込み。枯れ草が余るので、畝の中央にも溝立てし、埋め込み。
 今年は2列ともにビタミン大根の栽培とし、これは早く種蒔きしないと大きくならないから、8月26日に種蒔きを予定。
(11月1日)
 昨年と違って、今年は虫食いがほとんどなく、いたって順調に生育し、今日、大きそうなものを10本強収穫。
(12月1日)
 残りのものも順次大きくなり、今年は無肥料3年目ながら豊作。ただし、有機肥料栽培していた時期の大豊作時に比べると小さいが、十分な大きさだ。
(2020年1月29日)
 今冬は過去にない暖冬であるが、ビタミン大根は12月になると葉が随分と枯れて、その後の生育は望めず、今冬も12月に入ってからは生育は止まった。
 どしどしお客様に差し上げ、一族郎党に送ったりしたが、畑にはまだ30本ぐらいは残っていようか。その多くは処分するしかない。評価★★★☆☆

<2020年夏作:メロン>
 前作のビタミン大根、その前のメロンともに生育はまずまず良かったので、畑起こしは一切せず、前処理は4月に雑草を草刈機で刈っただけ。
 5月24日に苗を定植し、ウリハムシ対策で寒冷紗を掛ける。
 順調に生育したが、梅雨の長雨と梅雨明けが大幅に遅れたため、実の付きようが少ない上に、熟す前に全部枯れてしまった。完熟ものはわずか。評価★☆☆☆☆

<2019年冬作:ビタミン大根>
 やる必要はないだろうが、1年前に行ったスコップでの畝起こしもどきを8月15日に実施し、土壌のアルカリ化を目論み、今回初めて蛎殻粉末を入れ込んだ。
 8月22日にビタミン大根の種蒔き。
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「チャレンジ自然農法」、まずはトマト・後作にキャベツ類の連作を無肥料・無農薬で [各論:トマトとキャベツ類の二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、トマトについては新規記事「自然農法:種蒔きから育てたトマト苗の連作・無肥料無農薬栽培」で書き改めています。キャベツ類についても同様です。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

(2017年10月30日)
 トマト栽培はけっこう難しい。以前、収穫前に全部立ち枯れして無収穫のこともあった。最近は固定種(F1種つまり交配種ではない)「世界一トマト」で好成績を収めているので、より成果を挙げようと、2016年から種取りも自家採取とした。

 「たんじゅん農」に出会う少し前に、畑全体のネコブセンチュウ対策に取り組んだ。これは、サツマイモにけっこうな被害が出ていて、畑全体で輪作していたから、空いた畝に順次、土壌改良菌剤と稲藁を入れ込んだところである。
 使用した土壌改良菌剤は、「粒状YKD」(線虫捕食菌、繊維分解菌を含有)と「バイオS5」(繊維分解菌、病原菌抑制菌を大量に含有)であり、「粒状YKD」の説明書に「稲藁をも分解し、一緒にすき込むとよい」とあり、そうした。また、1回の処置でネコブセンチュウは根絶できず、翌年、半量を同様にすき込むよう書かれていた。
 1回の処置で、どの程度の効果がでるか、サツマイモは晩秋に掘ってみないことには分からないが、「たんじゅん農」がうまくいけば、ネコブセンチュウもいなくなるとのことであるから、土壌改良菌剤の投入は、これまでとする。また、「百姓モドキの有機農法講座」に、“EM菌を1回だけ使う方法もあるが、よく知って使わないと逆効果となり、素人は手を出さないほうがいい”旨書かれていたから、なおさらである。「粒状YKD」と「バイオS5」が「EM菌」とどう違うのか知らないが、似たような感じがし、少々心配である。
(後日追記:サツマイモを3箇所で栽培していたが、大した効果はなかった感がする。)

 ところで、「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは刻み藁であり、これでいくことにした。ネコブセンチュウ対策でも、けっこうな量を入れ込んだから、正解ではなかったろうかと、ひそかに思っている。

 さて、2017年のトマト栽培だが、2つある畑の片方(自宅前)は従前どおりの慣行農法でいき、もう一方の畑(須賀前)で「たんじゅん農」を採用することにした。
 以下、須賀前での2017年トマト栽培の結果について記す。
 トマトの前作は、部分的に若干位置がずれるが、1畝はメロン&サツマイモの混植、もう1畝は山芋である。前作で使った肥料は苦土石灰の他は有機肥料であるが、けっこう残留肥料があるかもしれない。
 今年のトマト苗は、自家採取した種を用い、ハウス育苗(以前はお隣さんのハウスで育苗管理をしていただいていたが、高齢となりハウスを止められた)ではなく、種蒔きから全部冷床育苗となり、ほぼ1か月遅れで定植し、成育も1か月遅れとなった。
 なお、2、3年前に同一品種について時差収穫しようと、冷床育苗したことがあったが、そのときは肥料過剰からだろうが、ツルボケし、ほとんど無収穫であった。
 その心配があったが、苗の定植時に植え付け穴に牛糞を少し入れ(本当は入れてはいけないが)、苦土石灰も振ってしまった。何も施肥しないのでは全然生育しないかもしれないとの恐れから、ついそうしてしまったところである。慣行農法が染み付いてしまっているから、こういうことになってしまった。
 その結果、どうなったかというと、葉の付き方、葉の色艶は従前どおりであったが、今年は昨年に比べて若干背丈が低く、虫食いもけっこうあって、収穫量は半減した感がするが、期待した以上の出来である。評価★★☆☆☆ 
 なお、ここ3、4年は虫食いがあってもトマトは無農薬で通している。
 2、3年前に冷床育苗で無収穫であったことを思えば、今年は成功したと言えよう。ただし、収穫量の半減は、大いなる失敗とも言える。加えて、ヘタにけっこう虫が入ったのはまだまだ免疫力が弱かったからということになろう。
 若干背丈が低くなった原因は、以前にも遅植えしたとき背が低かったから、定植時期の違いによるものだろうと思っている。
 
 来季(2018年)はどうするか。トマトは連作が利かず、3、4年は空けよと言われるが、連作に挑戦することとしている。今、トマトの後作として、2畝ともキャベツ類を栽培しているが、これは完全無肥料とした。
 なお、畝作りにあたっては、今後は省力化のために基本的に畝を固定したいので、畝間が広いところは狭め、狭いところは広めるといった若干の畝位置の調整を行い、その作業を行うときに高炭素素材を入れ込むのがいいのだが、残念ながら藁がなくなってしまったので、雑草の枯草や枯れたトマトの残骸を畝の法面に埋め込んでおいた。
 キャベツ類2畝とも順調に生育しており、虫食いもさほどのことはなく、キャベツ(1畝)は順次収穫できており、今のところ成功している。ブロッコリーやカリフラワー(合わせて1畝)もうまくいきそうだ。
 なお、キャベツ類は全て、ここ何年も無農薬できているから、今年も農薬は使わない。

 キャベツ類の収穫が終わったら、刻み藁をどれだけか表層近くに埋め込んで、今度は完全無肥料で再びトマト栽培に取り組むこととしている。
 なお、「たんじゅん農」では、深く耕すと土壌細菌がかき混ぜられすぎて、せっかく正常な菌層になりつつあるものが台無しになるとのことである。
 その点、無肥料・無農薬の「自然栽培」をすすめておられる河名秀郎さんが、その著「ほんとの野菜は緑が薄い」という本に『土の「凝り」をほぐす、つまり、「肥毒」を早く抜くために、積極的に耕すこと』とされていることと間逆になるが、ここは「たんじゅん農」に従おうと思っているところである。その選択理由は、“重労働になることは極力避け、手抜きに徹する”ことにある。

 こうして、「トマト・後作にキャベツ類」の自然農法1年目は何とか無難に乗り越えられそうだが、2年目が勝負となろう。なんせトマトの連作を無肥料でやろうという冒険をするのだから。
 これが失敗しても、トマトは自宅前の畑でも購入接木苗で1畝栽培するから、自家消費には事欠かない。自然農法2年目が失敗しても、3年目も同様にチャレンジだ。

(2017年12月19日)
 キャベツ類(キャベツで1畝、ブロッコリーとカリフラワーで1畝)は、トマト2畝跡に、前述したとおり雑草の枯草や枯れたトマトの残骸を畝の法面に埋め込むだけで無肥料栽培としたが、今季の天候不順や低温にもかかわらず例年並みに成育してくれ、収獲が順調に進んでいる。特にキャベツの生育がよく、例年以上に大きな玉になっている。評価★★★☆☆
 ただし、ここ何年か無農薬で栽培しているが、虫害は例年どおり出ているものの、寒くなったせいか、虫害はほとんど進まなくなってきた。
 前作のトマト栽培で、たぶん残留肥料は底を突いていると考えるのだが、これだけ生育がいいところをみると、まだ残留肥料があるのではないかと思えないでもない。
 トマトといいキャベツ類といい、順調にいった2017年である。

<2018年夏作:トマト>
(2018年3月25日)
 カリフラワーは1月には最終収獲し、今日ブロッコリーを最終収獲。ブロッコリーの残骸を鎌で切り刻み、ブロッコリー・カリフラワー畝にばら撒き、刻み藁を若干ばら撒き、腐敗(発酵)を促すために、鍬で畝間から土を削って被せる。
 この作業手順により、かなり高畝となってしまった。最初に畝の土を削り落とし、最後にその土で覆うべきであった。
(4月23日)
 キャベツはまだ数株残っているが、そろそろトマト用の畝を整備せねばならない。位置が少し西寄りになっており、少し東へ移動させたほうがいい。そこで、キャベツ畝の東側に刻み藁をばら蒔き、ビッチュウではつり込み、若干の土移動を行った。まだ粗整形であり、キャベツ収穫後に本整形する。
 なお、4月15日にはトマト種を冷床種蒔きし、その詳細は「固定種「世界一トマト」は冷床種蒔きからの栽培、2年目」に記録する。
(8月9日)
 トマト栽培を須賀前の畑で、2畝とも無肥料連作という冒険をしたのだが、まずまずの合格点が付けられたのではないかと思っている。
 立ち枯れするものは終盤に少々出ただけだし、実の虫食いは昨年よりかなり少なかった。ただし、初期に病気で腐る実が散見され、心配したが、その後は腐りは少なかった。
 トマトの収穫についての2018年の評価は★★☆☆☆(少々甘いか)。

<2018年冬作:キャベツ類>
(8月15日)
 本日、キャベツ類の苗定植用の2畝を完成させる。
 畝の両サイドに溝を掘り、枯れたトマトの残骸と枯草を埋め込む。
 そして、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行っておいた。
(10月1日)
 8月26日からキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの購入苗を順次定植。キャベツは例年以上に虫に芽を食われる被害が出て、6株を購入し植え替え。生育は、皆、順調である。
(11月25日)
 昨年は10月下旬にはキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーともに、もう食べ頃なものがけっこう出来ていたが、今年は随分と遅れている。去年の11月は寒く、今年は逆に暖かい。無肥料がたたって成育スピ-ドが悪くなったようだ。
 キャベツはまだ玉が小さいが、今日やっと昨年と比べて1か月遅れで1個初収穫した。カリフラワーは昨年より2週間遅れで食べ頃になった1玉を初収穫。ブロッコリーも昨年に比べて2週間遅れでまもなく初収穫となろう。
(2019年3月3日)
 他の冬野菜も一般的な傾向として無肥料は成育スピードが鈍る。キャベツは玉の巻き方が一般に小さく、また、ほとんど巻かないものもあり、不作だった。品種による影響もあろうが、やはり肥料不足だろう。評価★★☆☆☆
 ブロッコリー、カリフラワーは生育に遅れはしたが、平年並みの出来で無肥料を感じさせない。評価★★★★☆

<2019年夏作:トマト>
(5月30日)
 キャベツ類の跡に今年もトマトを栽培する。キャベツ類収穫後に、スコップを差し込み「畑起こしもどき」しておいた。冷床種蒔きして育苗したトマト苗を本日定植。
(8月18日)
 その後のトマトの成長は芳しくなく、収穫は7月末からほんの少々しか出来ず、チョウ不作となった。8月18日に処分。評価☆☆☆☆☆

<2019年冬作:キャベツ類>
(8月23日)
 前作のトマト跡は18日に鎌で丁寧に草刈り。畝は休耕田から持ち込んだ枯草やこの畝で生えた雑草の枯草でけっこう覆われており、土がふわふわしていそうであるから、何もせず、枯草をかき分けてキャベツ類を定植予定。
 8月23日にキャベツ苗をJAで苗を30株購入し、近日、東畝に定植予定。
 9月2日にブロッコリー・カリフラワー苗を西畝に定植予定。
 8月26日に各畝の西法面下部に菊菜の種を撒き、コンパニオンプランツとする。
(12月1日)
 今期はネキリムシの被害がキャベツ・ブロッコリー・カリフラワーとも、けっこうあり、9月半ばに欠損箇所に新たに買った苗を植えた。また、キャベツ・カリフラワーは芽を齧られるという滅多にない被害も出た。
 今年は暖かな11月ということもあってか生育がいい。
 ブロッコリー・カリフラワーは無肥料3年目だが、従前と遜色なく(気持ち小振りか?)、毎年調子良く生育し、順次収穫を始めたが、今年も収穫量もほとんど落ちていない感がする。
 キャベツは無肥料2年目はパッとしなかったが、今年は従前と遜色なく、今日、2玉収穫できた。なお、芽を食われたキャベツは脇から複数の小さな玉が付き、芽欠きして1玉にしたが、これは期待が持てそうにない。
(2020年1月29日)
 今冬は暖冬につき、12月以降の生育もいい。
 ブロッコリー・カリフラワーは葉や茎の生育はいいが、蕾の付き方が良くないものが多かった。これは苗が悪かったからであろう。また、ブロッコリーの脇芽の蕾もばらけたものが多く、これも苗のせいだろう。葉や茎の評価★★★☆☆、蕾の評価★★☆☆☆
 キャベツは1月になってからも異常な暖冬で玉がぐんぐん大きくなった。といっても、有機肥料栽培時に比べると小玉だが。なお、芽を食われたキャベツで脇から複数の小さな玉が付き、芽欠きして1玉にしたものも、けっこう様になってきた。評価★★★☆☆

<2020年夏作:トマト>
 連作・無肥料栽培3年目となる今年。スコップで畑起こしもどきを3月に行い、西畝(牡蠣殻粉末&草木灰入れ込み)はそのとおりとするが、東畝(牡蠣殻粉末のみ入れ込み)は同じナス科の白ナス連作・無肥料栽培畝跡とし、違いを見てみることにした。→結果は大差なしで終った。
 冷床種蒔きで育てた苗を5月30日に定植。
 7月24日に初収穫でき、その後も順調に収穫。8月13日にはガクンと収穫が落ち、9月2日に最終収穫。評価★★★☆☆(少々甘いか)

<2020年冬作:キャベツ類>
 8月末にスコップで畑起こしもどきし、蛎殻粉末を入れ込んだ。
 8月31日に東畝にキャベツ苗、西畝にブロッコリー・カリフラワー苗を定植。
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「チャレンジ自然農法」、カボチャ・後作にハクサイの連作・無肥料無農薬栽培 [各論:カボチャとハクサイの二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、カボチャについては新規記事「自然農法:カボチャをハクサイとの二毛作で連作・無肥料無農薬栽培」、ハクサイについては新規記事「自然農法:ハクサイをカボチャとの二毛作で連作・無肥料無農薬栽培」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「たんじゅん農」に出会う少し前(2016年秋~2017年早春)に、畑全体のネコブセンチュウ対策に取り組んだ。これは、サツマイモにけっこうな被害が出ていて、畑全体で輪作しているから、空いた畝に順次、土壌改良菌剤と藁を入れ込んだところである。
 使用した土壌改良菌剤は、「粒状YKD」(線虫捕食菌、繊維分解菌を含有)と「バイオS5」(繊維分解菌、病原菌抑制菌を大量に含有)であり、「粒状YKD」の説明書に「稲藁をも分解し、一緒にすき込むとよい」とあり、そうした。また、1回の処置でネコブセンチュウは根絶できず、翌年、半量を同様にすき込むよう書かれていた。
 1回の処置でどの程度の効果がでるか、サツマイモは晩秋に掘ってみないことには分からないが、「たんじゅん農」がうまくいけば、ネコブセンチュウもいなくなるとのことであるから、土壌改良菌剤の投入はこれまでとする。また、「百姓モドキの有機農法講座」に、“EM菌を1回だけ使う方法もあるが、よく知って使わないと逆効果となり、素人は手を出さないほうがいい”旨書かれていたから、なおさらである。「粒状YKD」と「バイオS5」が「EM菌」とどう違うのか知らないが、似たような感じがし、少々心配である。
(後日追記:サツマイモを3箇所で栽培していたが、大した効果はなかった感がする。)

 ところで、「百姓モドキの有機農法講座」には「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは刻み藁であり、これでいくことにした。ネコブセンチュウ対策でもけっこうな量を入れ込んだから、正解ではなかったろうかと、ひそかに思っている。

<2017年冬作:ハクサイ>
(2017年11月5日)
 さて、カボチャ(夏作)&ハクサイ(冬作)の2毛作栽培であるが、今まではそれぞれ毎年全く違う畝で慣行農法で栽培(苦土石灰と有機肥料敷き込み)してきた。
 しかし、今冬のハクサイ栽培から、これはカボチャの後作であるが、同じ畝で連作栽培することとし、無肥料で行うこととした。なお、ハクサイはけっこう虫が付くのだが、ここ何年か無農薬で通している。年によってはメチャクチャ虫に食われることがあるが、自家消費する分には十分過ぎる作付け(10m強の畝)であるからして問題ない。今後も無農薬でいく。土壌が改善されれば虫食いがグーンと減るはずであり、それが楽しみだ。
 今季のハクサイの畝作りは次のとおり。
 9月初めにカボチャ跡の広幅畝の半幅をハクサイ用に使うこととし、まずは東法面を鍬で溝立てし、カボチャのツル、敷藁、雑草の枯れたものを手で軽く埋め込み、鍬で土寄せ。西法面も同様に措置。これらの枯草は肥料というよりも土壌細菌の餌となるもの。
 9月半ば過ぎには種蒔きして作ったハクサイのポット苗(苗用培養土につき肥料分はある)を定植したが、例年なら牛糞を定植穴にけっこう入れるのだが、無しとした。
 なお、前作のカボチャは畝作りで有機肥料をたっぷり入れ込んだ上、それを忘れていて苗の定植後に株周りに再び有機肥料を埋め込んだから肥料過剰になっている。よって、今年のハクサイは残留肥料がために、無肥料栽培ということにはならないであろう。
 ハクサイが終われば、カボチャの畝として使うこととし、たっぷり保存してある刻み藁を畝全体の表層に埋め込もうと考えている。もちろん無肥料とし、今年の収穫と比較することにしている。
 ところで、カボチャ&ハクサイ1畝の両側には、エンドウ用の2畝、タマネギ用の2畝を位置決定しているのだが、それぞれの畝間がかなり広かったり狭かったりしている。最初の設定に失敗した。よって、来年秋にはどれだけか畝移動調整をせねばならなくなった。そのときに再び枯草や刻み藁など入れ込むことになるから、その作業をするなかで調整しよう。
(2017年12月19日)
 今年のハクサイは前作にカボチャの残留肥料が濃厚にあるだろうから生育も順調で青々している。ただし、天候不順と低温により、いまだ玉が巻いていない。もっとも、昨年もそうであったから、用いた種(固定種「松島新二号白菜」)は例年より早蒔きせねばならない品種であったのだろう。
 ここ何年か無農薬としているが、今年は、苗の定植後以降、幸いなことに虫害がほとんどなくて助かっている。
(2018年3月25日)
 とうとう最後まで玉を巻かなかったハクサイを菜の花として今日最終収獲。評価★☆☆☆☆
 ハクサイの残骸を鎌で切り刻み、畝にばら撒き、刻み藁を若干ばら撒き、腐敗(発酵)を促すために、鍬で畝間から土を削って被せる。この作業手順により、かなり高畝となってしまった。最初に畝の土を削り落とし、最後にその土で覆うべきであった。

<2018年夏作:カボチャ>
(4月23日)
 カボチャ畝の西隣はエンドウ畝2畝(隔年で1畝作付け)であり、今日、11月にエンドを種蒔きする畝の作り直しをし、カボチャ畝との間隔を少し広げることにした。
 これにより、エンドウ畝で残土が出たので、高畝となっているカボチャ畝を少し西側に削り落とし、浮き出ている刻み藁やハクサイの残骸とともにその残土でもって埋め込んだ。これでカボチャ畝は幅広の適度な高さの畝となった。
(7月10日)
 5月6日に購入苗(品種はロロン)を13株作付けし、ウリハムシ対策のため1か月間防虫ネットを張っておいた。
 昨年初めてロロンを栽培したときは1株に3個強の実が付いたが、今年は1株に1個(あるいはゼロ)と大幅に減ってしまっている。
 ツルの伸び方に勢いもないし、葉も元気さがない。原因は2つ考えられる。
 一つは雨が多かったことだ。湿気を嫌うカボチャゆえ、多雨が良くなかったのであろうか。ちなみに、5月と6月上中旬、昨年は雨が少なかったが今年は多かった。
 もう一つは肥料を入れてないこと。昨年は有機肥料を入れすぎた感があるが、肥料過多でツルぼけしないか心配したが、大丈夫だった。カボチャの後作としてハクサイを無肥料で栽培したが、まずまずの出来であった。ハクサイの収穫、カボチャ栽培に当たり、今年は刻み藁などを入れただけだから、肥料が大幅に不足して樹勢が弱くなってしまったのだろうか。
(8月10日)
 カボチャを全部収穫。昨年は1株に3個強生ったのに、13株でたったの7個しかなかった。いかにもひどい。単純計算すると、8割の減収だ。評価★☆☆☆☆
 収穫後、雑草が繁茂しているので、カボチャの残骸を鎌で刻みながら、雑草削り。

<2018年冬作:ハクサイ>
(8月15日)
 カボチャの広幅畝は、昨年と同様にハクサイを栽培する。昨年のハクサイから無肥料とし、その後作のカボチャも無肥料、そして、その後作のハクサイも無肥料である。
 今日、広幅畝に、枯れたカボチャの残骸と枯草の埋め込みを行った。畝の中央と畝の両サイドに鍬で溝立てして埋め込み。
 なお、畝の中央は溝立て後に、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、約10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行い、少々土が浮き上がったので、テンワで削り退けてから枯草などを埋め込んだ。
 そして、埋め戻ししてない個所(畝の中央部2列分)をスコップで畝起こしもどきを行い、ハクサイを2列植えできるようにしておいた。
(8月26日)
 1列は種を直播し、1列は苗を育苗して定植するが、育苗苗の畝は有機肥料施肥と施肥なしを半々にし、比較実験することとした。といのうのは、「ガッテン農法」の解説では、ハクサイの無肥料栽培は、肥料を欲しがる苗につき難しいとのことからである。
(10月1日)
 今年は虫食いが激しく、東列の予備を西列に移植。たびたび移植を繰り返し、とうとう東列が半分ほどに減ってしまったので、本日、ポット苗づくりを行なったが、時期的に遅く、玉は巻かないだろう。よって、8月に目論んだ比較実験はできなくなった。
(2019年1月30日)
 その後、少しずつ生長するも、玉を巻かず。気持ち巻かけたものは2株に過ぎず、慣行農法の昨年、一昨年も玉が巻きにくかったから、肥料不足の他に種(固定種「松島新二号白菜」)のせいもあろう。評価★☆☆☆☆
(3月14日)
 3月3日時点で依然として玉を巻かず、菜の花が出だした。皆、菜の花となる。

<2019年夏作:カボチャ>
(4月28日)
 その後、畝の整備は特にせず、本日カボチャの購入苗「ロロン」を10株定植。その後ネキリムシにやられる被害が3本出て、苗を追加購入。
(5月6日)
 ウリハムシは今まで全然いなかったが、大挙して来た。そこで早速防虫ネット掛け。
(6月13日)
 なかなか生育しなかったが、ここ1週間か10日、グングン生長し、ウリハムシはいないようなので、ネットを外す。
(8月23日)
 生育具合は昨年並みであるが、収穫量は昨年の倍となるも、有機肥料栽培時に比べれば、6割の減収と出来は悪い。評価★★☆☆☆
 昨季と今季のカボチャ栽培に格別に違いはないのだが、今季は休耕田から持ち込んだ枯草を敷いた(昨年は何も敷かなかった)。カボチャの根は浅く広く伸びていっていたから、敷いた枯草はどれだけも分解されていそうになかったが、少しは分解し、それが栄養となって、収穫量が昨年の倍になったのかもしれない。

<2019年冬作:ハクサイ>
(9月1日)
 カボチャも肥料を欲しがるようであるが、ハクサイもそうだと言う。そこで、今季のハクサイは若干の施肥栽培とすることとした。
 白菜は2品種で各1列、計2列植えするから、その位置に鍬で溝立てし、バーク堆肥(1列約10mにバーク堆肥20kg)を撒き、手で軽く土と混ぜながら埋め戻し。
 次に、広幅畝の峰、両サイドに鍬で溝立てし、枯草を手で埋め戻し、畝が完成。
(9月8日)
 ハクサイ苗は、昨年より1週間早く8月18日に「松島新二号白菜」と「愛知白菜」をポット種蒔きし、育苗。本日、定植。なお、畝の両サイドにコンパニオンプランツとして菊菜を種蒔き。
(12月1日)
 9月半ば過ぎから、けっこう虫に食われ、予備苗を欠損箇所に移植するも、一部歯抜けとなる。10月1日に、従兄弟から木酢液に防虫効果があると聞き、遅きに失したが、虫食い予防のため竹酢液500倍散を噴霧(効果は1週間ぐらいとのこと)した。
 その後は虫食いが時期的に止まったようで、まずまず順調に生育。今のところ西列「松島新二号白菜」のほうが東列「愛知白菜」より成績がいい。ただし、玉はまだ巻かない。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬で、ハクサイもその後にどれだけか生長したが、玉は巻かず。株元に潜んでいる虫はほとんど見かけないのは、減肥料栽培によるからだろうか。評価は少し甘いが★★☆☆☆

<2020年夏作:カボチャ>
 4月にスコップで畑起こしもどきを行ないつつ、ハクサイの残骸や枯草を隙間に押し込み、草引きも併せて行う。残っていた牡蠣殻粉末を土壌改良剤としてばら撒く。
 4月27日にJAで購入した苗(ロロン)12株を植え付け。ウリハムシ対策に防虫ネット(寒冷紗)を張る。5月24日に寒冷紗を外す。
 出来は昨年並みと思われるが、今年は梅雨の長雨で腐りやすい。総収穫量は、大:14個(うち少々腐り2、腐り5)、小6個(うち未熟4)。評価は★☆☆☆☆
 8月31日に敷き藁代わりの枯草の一部を残し、カボチャの残骸や雑草は隣の畝に退け、スコップで畑起こしもどきを行ない、蛎殻粉末を入れ込み。

<2020年冬作:ハクサイ>
 8月14日ポットのに2品種種蒔き。昨年新らたに種「愛知白菜」は、従前からの「松島新二号白菜」より出来が悪かった。よって、今年は「松島新二号白菜」と新たに「金沢大玉結球白菜」の2袋の種を買い、比較することにした。
 9月2日に定植。昨年は虫食いがひどかったから5年ぶりに寒冷紗掛けした。 
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「チャレンジ自然農法」、自宅前の畑・北東区画での夏野菜・冬野菜2毛作の無肥料無農薬栽培 [各論:夏野菜各種、冬野菜各種の二毛作]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、それぞれの野菜種別の記事「自然農法:〇〇〇〇」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは藁(一部は刻み藁)であり、これでいくことにした。

 自宅前の畑は野菜栽培が4区画あり、南区画の東側は里芋2畝とサツマイモ&メロン混植2畝で、ここは2018年は「たんじゅん農」にのっとって栽培することにしており、それぞれ記事にした。
 また、自宅前の畑・南区画の西側は一毛作であり、冬野菜は作付けしておらず、2018年夏野菜の作付けは「たんじゅん農」にのっとって栽培することにし、これも別途記事にした。
 さて、最後に残った懸案は、自宅前の畑・北西区画と北東区画である。
 北西区画には冬野菜(2017年は慣行農法)、北東区画には当地特産「徳田ねぎ」(これはずっと連作し、慣行農法でいく)と冬野菜(2017年は慣行農法)を作付けしているが、2018年の夏野菜をどういう農法でいくかである。
 なお、徳田ねぎは慣行農法で優良品が無農薬でできており、生育時の土寄せや収穫時の掘り起しで土壌細菌叢をかき混ぜすぎるので「たんじゅん農」には不向きであろうと思われるから、慣行農法を続けることにした次第。
 この2区画で栽培する夏野菜はは、ピーマン(これは一毛作)、接木トマト、キュウリ第1弾と第3弾、十六豆第1弾、枝豆第1弾、そしてトウモロコシであり、後作としてホウレンソウ、小松菜、菊菜を栽培している。他に時期が少々ずれるニンニクが1畝あり、これは連作し、晩生トウモロコシとの2毛作とする。

 他の区画では「たんじゅん農」のための土壌改善として「刻み藁」を多用しており、もう田んぼにないかと思っていたが、まだまだ残っていたので、これを自宅前の畑・北西区画と北東区画にも入れられそうな塩梅となってきた。
 よって、この2区画も「たんじゅん農」にのっとって作付けすることとした。
 トウモロコシは根張りがよく、過剰肥料を吸い上げてくれ、「たんじゅん農」を成功させる土づくりによいようだから、2018年は幾畝か植えたいところだが、2、3畝しか栽培できない。よって、トウモロコシは順繰り場所を変えて何年かで一巡りさせるしかなさそうだ。
 なお、枝豆はトウモロコシとの交互作付けによる連作とする。と言うのは、「たんじゅん農」によると、大豆は窒素固定をし過ぎるから、窒素過剰となり、肝腎の炭素素材が不足がちとなって無肥料栽培にあまり適さないとのことであり、枝豆の毎年連作は避けたいからである。
 といったことを考えているが、作付け直前になって変更することが頻繁に起きよう。
 このページでは、自宅前の畑・北東区画における、ネギ以外の夏野菜・冬野菜2毛作作について記し、北西区画における栽培は別ページとする。

(2017年12月9日、10日)
 自宅前の畑・北東区画はネギ以外で6畝取っていたが、5畝に減らし、畝間を少し広げることとした。
 北東区画で冬野菜を作付けしていないのは晩生枝豆跡だけであり、ここに刻み藁をばら撒いて、ビッチュウで起こしながら、枯草とともに混ぜ込んで、粗畝作りを行った。
 冬野菜とニンニクの畝は収穫後に畝作りを行うこととする。そのため、刻み藁田んぼから回収したのだが、もう底をつき、若干不足気味。
 なお、晩生枝豆跡の粗畝作りに当たり、他では行った畝の両サイドへの藁入れであるが、刻み藁がけっこうたくさん入った感がしたから、南面だけに藁入れするだけに止めた。
(2018年3月4日、24日)
 3月4日にビタミン大根、ホウレンソウ第1弾跡を、3月24日にホウレンソウ第2弾、小松菜跡を、畝数減少を考慮しながら夏野菜用に畝作り。冬野菜の残骸と刻み藁(十分な量ではないが)をはつり込む。
 残すはニンニク畝であるが、これは収獲が済んでからとする。(ニンニク跡は6月初めの収穫後に敷き込んだ刻み藁とニンニクの残骸を埋め込んだ。)
 
 ところで、「たんじゅん農」を行うに当たっては、土はあまりいじらないほうが良いとのことで、こうした藁を敷き込んでの畝作りは今回だけとする。なお、その後は、収穫後の畝の再整形に当たり、表層10cm程度に刻み藁などを混ぜ込もうと目論んでいる。
 土壌菌が健全な状態になるのに、うまくいって0~3年かかるとのことであり、是非そうなってほしいものである。

<北東区画:第1畝=十六豆第1弾、その後作は小松菜第1弾>
 →詳細記事:「十六豆(十六ササゲ)の作付け計画&無肥料栽培」、「小松菜の無肥料栽培
<2018年><夏作:十六豆>
 十六豆第1弾を4月15日にポットに種蒔きし、5月6日に定植。
 初期生育がとんと悪かったが、6月5日時点では順調に生育しだし、6月21日時点ではイキイキ元気に成長中。
(8月4日)
 7月末から8月初めに生りがガクンと悪くなったが、樹勢は良く、再び生りはじめた。例年より元気で収穫量も多い感じがする。
(8月31日)
 今年の十六豆は非常に好成績を収めたが、ほぼ終了した。評価★★★★★
<2018年><冬作:小松菜>
(10月10日:小松菜第1弾の種蒔き)
 十六豆の垣根を壊した後で、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行っておいた。
 十六豆栽培後の畝には何も入れず、畝整形後、本日、小松菜第1弾の種蒔き。
(11月18日)
 小松菜は、種蒔き以降の高温で生育が早く、1週間前に初収穫したが大半が食べ頃となった。肥料不足を感じさせない優良な出来である。
(2019年3月27日)
 その後、少々収穫し、大半は菜の花として摘み、大半が花が咲き出したので、今日、鎌で株元から切り、その場に積み置く。評価★★★★★ 
<2019年><夏作:十六豆>
(6月22日)
 枯れ草などを畝の両サイドに退け、定植畝をスコップで幅広く畑起こしもどきを行う。これで、土がけっこうほぐれる。
 テンワで畝の法尻をかき上げ、かまぼこ型に整える。本日、苗を植え付け、株元を枯草などで覆う。
(8月19日)
 成育は良く、ずっと高収穫を続けてきたが、16日は2本だけで、その後は細々と続いているだけ。今日で、それもストップする。樹体は元気だから復活を期待しよう。
(9月17日)
 その後、復活し、バカ採れは数日前に終わり、昨日、収穫終了。評価★★★★★
<2019年><冬作:小松菜>
(10月10日)
 十六豆収穫後、畝の草叩き・法尻の削り上げをし、垣根を壊したり、畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯れたツルや雑草を畝の両サイドに埋め込みを行い、10月10日に小松菜第1弾を種蒔き。 (12月1日)
 少々まばらな芽吹きであった。なお、近くのホウレンソウに今年は虫食いがひどく、小松菜第1弾も少々被害が出だした。そこで、虫除けのため11月に入ってから3回ほど竹酢液噴霧。その効果のほどは定かでないが、虫食いは減った。今年の小松菜も昨年同様に生育は良く、一部が食べ頃に。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、成育が良すぎて、また、虫食いも若干進み、食用に不向きとなってしまった。春に菜の花を摘むしかない。評価(生育度)★★★★★
<2020年><夏作:十六豆(黒種)>
(8月20日)
 4月に畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末を適量入れ込んである。4月20日ポットに種蒔きし5月3日に定植。7月末にはほとんど終わる。少々不作であった。評価★★☆☆☆(少々甘いが)

<北東区画:第2畝=キュウリ第1弾、その後作はホウレンソウ>
 →詳細記事:「キュウリの作付け計画&第1弾(購入苗)の無肥料栽培」、「ホウレンソウの無肥料栽培
<2018年夏作:キュウリ第1弾>
(6月21日)
 5月6日に購入苗を定植し、ウリハムシ対策で防虫ネットトンネルにしてある。
 2週間後から全株ともあまり元気がなく、2週間後くらいから下のほうの葉が部分的に黄変。この畝は、小松菜の残骸を青葉のままですき込み、刻み藁も入っているから、それらの腐敗が原因かも?
 6月5日時点で、やっと元気になり、防虫ネットを外して支柱建てし、結わい付け。例年より少々遅れ気味だが、何とかうまくいきそうな感がする。
 6月21日時点では、例年に比べて背の伸び方が悪く、収穫量も例年の半分。
(8月8日)
 その後、少しずつ生育し、昨年より長く持っており、少しずつ収穫もできていたが、本日、良品数本で収穫終了。成績は総合的には昨年と変わらない。評価★★★☆☆
 昨年の慣行農法によるものは7月20日に屑っぽいものが採れたのが最後だから、無肥料栽培は生り始めは勢いがないものの、長く収穫できるということだろうか。
<2018年冬作:ホウレンソウ>
(9月20日:ホウレンソウ第1弾の種蒔き)
 キュウリの垣根を壊した後で、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
 キュウリ栽培後の畝には何も入れず、畝整形後、本日、ホウレンソウ第1弾の種蒔き。 
(11月11日)
 疎らにしか発芽せず、追加種蒔きを行なったがそれも疎らな発芽。苦土石灰を入れていないので土壌の酸性化が原因であろう。
 ここのところの暖かさでグングン生長し、本日、大きいものを初収穫。
 疎らな発芽であったが、肥料不足は感じない生育の仕方だ。評価★★☆☆☆
<2019年夏作:キュウリ>
(2019年4月25日)
 ホウレンソウ跡でのキュウリ連作。昨日JA売店で「北進」16株を買い、今朝定植。
 植え付け前に広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
(7月15日)
 初期生育は昨年より良かったが、その後の生育は鈍り、初生りは2年連続10日ほど遅れた。そして、キュウリの生りようは昨年より悪く、どれだけも採れず、本日終了。評価★☆☆☆☆
 臨時の栽培であるが、トウモロコシ第4弾の作付けを7月1日に畝の両側に行い、トウモロコシの根張りで土壌改良されるのを期待。
(9月7日)
 トウモロコシは肥料を欲しがり、無肥料だから背が低い。真夏は虫食いがけっこう多いし、かなり小振りなものばかりで大した収穫はできず。評価★☆☆☆☆
 本日、残骸を引き抜き、大ざっぱに刻んで畝に置く。雑草を鎌で草刈り。
<2019年冬作:ホウレンソウ>
(9月20日)
 トウモロコシを処分後、枯草を畝の両側に退け、畝の法面両側を鍬で溝立てし、枯草を埋め込み。ホウレンソウはアルカリ土壌を好むから、畝の中央寄り半分に草木灰を適量撒いておいた。20日にホウレンソウ第2弾(2品種を半々)を種蒔き。
(12月1日)
 草木灰の効果はあまり定かでない。今年は虫食いが激しく、ホウレンソウの生育の良し悪しは定かでないが、昨年より落ちる感がする。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、その後の生長があり、良さそうなものを少々収穫。虫食いがひどかったので、評価★☆☆☆☆
<2020年夏作:キュウリ>
(4月27日)
 3月に畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込んである。
 昨日JA売店で「夏すずみ」14株を買い、今朝定植。
(8月15日)
 昨年よりは成績が良く、数日前まで何とか収穫できた。評価★★☆☆☆

<北東区画:第3畝=トウモロコシ第3弾、その後作はニンニク>
 →詳細記事:「トウモロコシの栽培」、「ニンニクの無肥料(減肥料)栽培
<2018年夏作:トウモロコシ>
(6月2日:トウモロコシ第3弾の苗植え付け)
 5月14日にポットに種蒔きし、6月2日にニンニクを収穫後、すぐに畝整形し(ニンニクの茎・葉をそのまま刻み藁とともにすき込んで)定植。
(8月3、4日)
 「まだまだ実入りがない」と感じていたが、先っちょのほうが全く受粉ができていなかったことによる。受粉がうまくいかなかったのは原因不明。第1、2弾との品種の違いによるのか?
 1本皮を剥いてみたら、ほぼ完熟。ただし、歯抜けが全体に多くあり、虫食いもある。4本収穫したが、いずれも同じ。
 第1、2弾に比べて生育も不十分で、無肥料栽培は失敗といったところ。評価☆☆☆☆☆
<2018年冬作:ニンニク>
(8月15日)
 畝の両サイドに溝を掘り、3畝分の枯れたトウモロコシ、トマトの残骸そして枯草を埋め込む。そして、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
(9月17日:ニンニク種片植え付け)
 昨年と同様に株間12cmで2列並べで置いていった。そしたら、かなり余り、もう1列並べたらちょうどぴったりとなり、3列植えすることにした。列幅20cm。
 ところで、「無肥料栽培を実現する本」を著された岡本よりたか氏によると「無肥料では必ず成長の悪くなる玉ねぎ、にんにくなど、ユリ科の作物…」と解説されており、ニンニクは玉が小さいと調理しにくくなるから、一考せねばならない。「よりたか農法」によれば、野菜全般に栄養不足の恐れがある場合は「草木灰を足し込み、必ず希釈した酢を一緒に撒く」とある。
 よって、庭木の剪定ごみなどを休耕田で燃やしてできた草木灰といただきものの竹酢液を散布することとした。なお、毎年、刻み藁をたっぷり乗せることにしており、これはニンニク収穫後のトウモロコシや翌年のニンニクの栄養となろう。
(10月28日)
 おおむね順調に生育中。本日、刻み藁をたっぷり覆う。
(11月9日)
 ニンニクは肥料を欲しがるとのことであり、無肥料栽培にはならないが、朝、雨が降り出したところで、草木灰を列間と法面に適当量を撒き、竹酢液100倍散をジョウロで6リットル撒く。草木灰は強いアルカリ性、酢は強い酸性であり、打ち消し合って中性になる、ということであるが、その塩梅が分からないものの、アルカリ度を弱めてくれたのではなかろうか。
(2019年6月2日)
 その後ニンニクは順調に生育し、本日収穫。3列植えと少々密に植えたせいか、若干小振りであり、小さ過ぎるクズも昨年の倍生じた。3列中、南の列は十分な大きさのものが多かった。ほとんど無肥料での3連作でありながら、まずまずの成績だ。評価★★☆☆☆
<2019年夏作:トウモロコシ>
(6月3日)
 ニンニク跡の畝の刻み藁を退け、トウモロコシ苗を定植し、刻み藁を戻す。
(8月12日)
 8月上旬にトウモロコシの収穫を終えたが、昨年と同様に背は低く生育はあまり良くなかった。実も小さいが味は良好。評価★☆☆☆☆
 畝の両サイドと峰に鍬で溝立てし、刻んで置いておいたトウモロコシの残骸や半分堆肥化した刻み藁を溝に入れ込み、手で埋め込んで畝整備。最後に畝間を鍬で軽く削って、畝に乗せ、後作のニンニク畝の粗整備を完了。
<2019年冬作:ニンニク>
(9月19日)
 その後、2回雑草叩きをし、ニンニク片を15日に植え付け。昨年より幅、列とも広く取り、株間15cmで列幅30cmとって2列植えとした。去年は「畝起こしもどき」を行なっておいたが、今年は昨季のニンニクがうまくいったから、省略した。本日、昨年の刻み藁の在庫があり、それをまずまずの量を畝に乗せて雑草抑え。
(11月10日)
 肥料を欲しがるニンニクゆえ、今年も草木灰&竹酢液を適当に撒いた。
(2020年5月28日)
 ややほっそりした痩せた地上部だが、随分と背が高くなっており、刃先が黄変してきたから、もう収穫してよかろう。ということで、本日収穫作業に取り掛かった。
 昨期は3列植えと少々密に植えたせいか若干小振りであったので、今季は2列植えとしたものの大きくはならず、昨期よりやや小ぶりの感がする。ただし、小さ過ぎるクズは数個止まりとなった。ほとんど無肥料・連作の2年目でありながら、まずまずの成績だ。大きさの総合評価は★★☆☆☆(少々甘いか)。

<北東区画:第4畝=トウモロコシ第1弾、その後作は小松菜第2弾>  →詳細記事:「トウモロコシの栽培」、「小松菜の無肥料栽培
<2018年夏作:トウモロコシ>
(7月14日:トウモロコシ収獲)
 今年初めて本格的に栽培したトウモロコシ。4月15日にポットに種蒔きし、4月30日に定植。その後、順調に生育するも、背丈は少々低いようであり、実の大きさも小さめ。3日前に、くずっぽいものを含めて4本収穫。本日、最終収穫。評価★☆☆☆☆
 土壌がまだまだ不完全で、肥料不足のトウモロコシになってしまったという感じ。
<2018年冬作:小松菜>
(10月21日:小松菜第2弾の種蒔き)
 トウモロコシ収獲後、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。その後は何も入れず、畝整形後に小松菜第2弾の種蒔き。 
(2019年1月30日)
 小松菜は12月下旬から生育が止まった感がする。種蒔き時期が遅かったからか、全体に少々小振りだが、まあまあ十分な大きさ。評価★★★☆☆
(3月27日)
 その後、小松菜を少々収穫し、大半は菜の花として摘み、大半が花が咲き出したので、今日、鎌で株元から切り、その場に積み置く。
<2019年夏作:トウモロコシ>
(4月27日)
 小松菜の畝は特に何もいじらず、今日、トウモロコシの苗を定植。なお、発芽が悪かったので苗が不足し、空いた畝には種を直播。
(8月1日)
 トウモロコシの生育は悪く、特に雌穂の出が遅れ、収穫は悪かったし、小さいものしか採れなかった。評価★☆☆☆☆
 先日草刈りした枯れた雑草とトウモロコシの残骸(一部は隣の畝に)を、今日、畝の両サイドに鍬で溝を立て、手で埋め込み、後作の小松菜用畝を粗整形。
<2019年冬作:小松菜>
(10月17日)
 小松菜第2弾の種蒔き
(12月1日)
 11月から隣畝のホウレンソウに虫食いがひどく、小松菜第2弾も被害が出だした。そこで、虫除けのため竹酢液を11月に3回にわたり噴霧。その効果は定かでないが、虫食いは少ない。生育はまずまずで、そろそろ食べられそうな大きさになってきた。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、成育が良すぎて、また、虫食いも若干進み、食用に不向きとなってしまった。春に菜の花を摘むしかない。評価(生育度)★★★★★
<2020年夏作:トウモロコシ>
 4月に畑起こしもどき(スコップを差し込み、空気入れ、若干の土ほぐしにもなる)をしながら、牡蠣殻粉末と若干の枯草を入れ込んである。
(7月19日)
 4月20日に種蒔きし、5月3日に定植。昨年より調子はいいが、虫食いが若干と鳥害がけっこうあった。小振りなものばかりで本日最終収穫。評価★★☆☆☆(ちょっと甘いが)

<北東区画:第5畝=接木トマト、その後作は菊菜→ホウレンソウ>
 →詳細記事:「自宅前の畑でのトマト(接木苗)無肥料栽培」、「菊菜(春菊)の無肥料栽培
<2018年夏作:接木トマト>
(6月3日)
 5月6日に購入苗(接木)を定植。5月28日現在、いまいち生育が悪い。晩生枝豆の跡であり、刻み藁が入っているだけだが、どうしたことだろう。
 6月3日時点で、まずまず生育しだした感がし、脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、他の脇芽を欠き、支柱に結わい付け。
(8月4日)
 自宅前の畑は接木苗であっても成績は悪く、例年並みの収穫であり、終盤となった。評価は昨年と同様で、無肥料であっても変化なし。評価★★☆☆☆
<2018年冬作:菊菜>
(9月24日:菊菜の種蒔き)
 トマトの垣根を壊した後で、スコップで畝起こしもどきを行っておいた。
 トマト栽培後の畝には何も入れず、畝整形後、本日、菊菜の種蒔き。
(11月18日)
 高温傾向が続き、部分的にもう食べ頃になってきた。肥料不足を感じさせない生育である。
(2019年4月22日)
 無肥料でも物凄い成育であった。評価★★★★★
 すでにほとんどに蕾がつき、今日、草刈り機で株元から刈り取り。残骸は一先ず隣の畝に積み置く。
<2019年夏作:接木トマト>
(4月26日)
 昨日、JA売店で接木苗「ホーム桃太郎」12株を買い、今朝、定植。
 あらかじめ、広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
(8月6日)
 成育はいたって悪く、樹体はヒョロヒョロしており、やっと生きていると言った感じ。小さ目のものがポツポツ採れているだけで、全くの不作。お盆過ぎには終了となろう。評価★☆☆☆☆
 菊菜は虫除けになるというから、根っこも何か悪いものを出し、そのせいでトマトの生育が悪くなったかもしれぬ。後作は菊菜は止めてホウレンソウにしよう。
<2019年冬作:ホウレンソウ>
(9月14日)<ホウレンソウ第1弾:種蒔き>
 8月29日にトマトを処分し、残骸は切り刻み、畝に置く。9月12日に枯草や残骸を畝の両サイドに退け、法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。本日、種蒔き。
 有機肥料栽培、無肥料栽培ともに、ここのところ毎年不作気味だから、今年は2品種の比較栽培とし、また、土壌をアルカリ性にしようと、2品種の各半分に草木灰を振り、完全無肥料との比較栽培も試みた。
(10月15日)
 発芽も良く、成育も順調で、部分的に十分な大きさとなり、第1回目の収穫。
 草木灰の効果実験の結果が出た。「日本ほうれんそう」は草木灰なしだと生育が非常に悪い。「治郎丸ほうれんそう」はさほどではないが、草木灰を撒いたほうが若干生育がいい。
(12月1日)
 第1回の収穫(10月15日)から、たった5日後(10月20日)第2回目の収穫をしたが、この間に虫食いが急に激しくなり、11月になってから3回、虫除けのため竹酢液噴霧。遅きに失したから、その効果のほどは不明。その後、虫食いを免れたごく一部が収穫できそうになった。
(2020年1月29日)
 今冬は異常な暖冬につき、その後の生長があり、良さそうなものを少々収穫。虫食いがひどかったので、評価★☆☆☆☆ 
<2020年夏作:接木トマト>
 3月に畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込んである。
 4月27日にJAで購入した接木苗(品種:王様トマト<昔懐かしい品種>)12株ヲ定植。8月13日には生りは悪くなったが、8月末まで収穫でき、まずまずの成績。評価★★★☆☆(少々甘いか)
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「チャレンジ自然農法」、自宅前の畑・南区画西側での夏野菜の無肥料無農薬栽培 [各論:キュウリ、十六豆、夏キャベツ、夏大根]

(この記事は2020-09-09 が最終追記で、その後の状況は、それぞれの野菜種別の記事「自然農法:〇〇〇〇」で書き改めています。)

 このブログ「チャレンジ自然農法」は、2017年春に知った「たんじゅん農」(=炭素循環農法)を主な拠りどころとしています。その「たんじゅん農」の詳細は、サイト「百姓モドキの有機農法講座」 http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html をご覧ください。
 なお、「たんじゅん農」の概要と、その後に知った河名秀郎さんが勧めておられる無肥料・無農薬の「自然栽培」の概要については、このブログの最初の記事(下記)をご覧ください。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培との出会い」

 「百姓モドキの有機農法講座」には、「窒素を多く含むものは絶対避けること。高炭素素材を入れ込むことがポイント」と書かれている。一番のおすすめは、廃菌床(茸栽培の残渣)、ついでトウモロコシの残骸や麦藁などであり、稲藁もまずまず使える、となっている。うちでは、廃菌床は容易には手に入らないし、トウモロコシも麦も栽培したことはないし、破砕機もない。たっぷり簡単に手に入るのは藁(一部は刻み藁)であり、これでいくことにした。

 自宅前の畑は野菜栽培が4区画あり、南区画の東側は里芋2畝とサツマイモ&メロン混植2畝で、どれも一毛作である。ここは2018年は「たんじゅん農」にのっとって栽培することにしており、それぞれ記事にした。
 今、北西区画には冬野菜(2017年は慣行農法)、北東区画には当地特産「徳田ねぎ」(これはずっと慣行農法でいく)と冬野菜(2017年は慣行農法)を作付けしているが、これらの区画の夏野菜をどういう農法でいくかは今のところ未定である。
 さて、自宅前の畑・南区画の西側は一毛作であり、冬野菜は作付けしておらず、2018年夏野菜の作付けは「たんじゅん農」にのっとって無肥料無農薬栽培行うことにした。
 このページでは、自宅前の畑・南区画の西側での一毛作の夏野菜栽培について記す。

 5畝を畝立てすることし、一番東は里芋(別ページ)で、ここは準備済みである。残りは畝幅を十分に取って4畝を夏野菜の作付けとする。毎年2、3回に分けて時差栽培するキュウリと十六豆を例年通り作付けするが、残り2畝は、当初は「たんじゅん農」を成功させるにはトウモロコシの作付けがいいとのことであり、トウモロコシを作付けし、来年以降、輪作することを目論んだものの、考えを改め、夏キャベツと夏大根の作付けとし、4種4畝の連作で行くこととした。

(2017年11月27日)
 南区画の西側は、2年前に8畝に直し、1年完全に休ませて交互作付けとしたが、2018年からは里芋1畝連作を含めて5畝で固定することとしたので、全面的に畝の立て直しを行った。
 1か月ほど前に予定畝位置に刻み藁をばら撒いておいたので、まずビッチュウで起こしながら枯草とともに混ぜ込んだ。次に、鍬で粗畝の法面に溝立てし、藁を敷き込み、埋め戻す。これを両サイドとも行い、最後に畝間を削り上げて畝整形。
 「たんじゅん農」を行うに当たっては、土はあまりいじらないほうが良いとのことであり、こうした藁を敷き込んでの畝作りは今回だけとする。
 土壌菌が健全な状態になるのに、うまくいって0~3年かかるとのことであり、是非そうなってほしいものである。

<南区画の西側 第1畝:夏キャベツ(2019年から冬キャベツ等も)>
 詳細は「夏キャベツの栽培」で記す。
<2018年夏作:夏キャベツ>
(9月30日)
 前年に夏キャベツと夏大根を半々に栽培した畝で、1畝約7mを3分割し、キャベツを時差栽培することにした。第1弾は3月24日に購入苗を定植。第2弾は4月15日に種蒔きしたものを5月8日に定植。ずっと防虫ネット掛けしての栽培である。
 残留肥料もあろうから、まずまずの生育をみるも、今年の猛暑のせいか、玉の巻き方が小さく、昨年より不作となった。評価★☆☆☆☆
<2019年夏作:夏キャベツ>
(8月27日)
 昨年産を収穫以降、雑草の草刈りをしたり、休耕田から枯草を持ち込んだりしただけで、土はいじらず、1畝約7mを全部キャベツとし、3月3日、4月23日に苗を購入し、6月26日に虫食いがひどいから寒冷紗を掛ける。
 8月3日に寒冷紗を外す。生育は悪く、8月27日に小さな玉だが何とか食べられる大きさになり、成育した7株中4玉収穫。うち1玉はけっこう虫食いがあったが、3玉は虫食いなし。後植えのものは食べられるほどにはならず。昨年より不作。評価★☆☆☆☆
 無肥料栽培2年連続不作となった。その前の有機栽培ではまずまずの成績であったが、これは畝の位置が異なり、昨年からの連作畝は前は樹木が植わっていたりして土壌が悪いのかもしれない。
<2019年冬作:冬キャベツとブロッコリー>
(9月19日)
 9月2日に夏キャベツ畝跡を奇麗に鎌で草刈りし、枯草や雑草を畝に積み置いて、雑草が生えるのを防止。9月17~19日に畝間を鍬で削り、法面もかき上げながら軽く土寄せ。テンワで再度畝の法尻を削り、昨日削った草をテンワで叩き、枯れさせる。スコップで「畑起こしもどき」(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)した後、鍬で畝の東法面に溝立てし、枯草を手で埋め込み。これで畝整備完了。
 本日、冬キャベツとブロッコリー苗を定植。北のほうからキャベツ10株、南のほうからブロッコリー5株を植え付け。なお、ポット苗は今朝、竹酢液を薄めたものを吸わせてから定植。
 また、植え付けにあたって、同じ南区画に先日植えたブロッコリーとカリフラワーがネキリムシに次々と株元を食いちぎられたので、この畝も防御壁(2ℓペットボトルを6cm幅に輪切りし、2分割したもの)を設置した。(9月26日:定植して1週間しか経たないが、少し軸太になった感がし、防御壁を撤去。)
(2020年3月1日)
 異常な暖冬につき、その後の生育が良く、ブロッコリーの主花蕾、脇芽の花蕾をどんどん収穫し、キャベツも大きいものから収穫してきた。
 ブロッコリーの評価★★☆☆☆、キャベツの評価★★☆☆☆
<2020年夏作:夏キャベツ>
(9月9日)
 前作の畝を全くいじらず、3月1日から4月18日に3回に分けて苗を定植。苗が鳥に突かれ始めたので猫除け用ネットを張り、栽培を続ける。玉は一向に大きくならず、8月20日と9月4日に計6個小さな玉が収穫できただけ。評価★☆☆☆☆
 土壌がまだ不完全であり、スコップで畑起こしもどきをし、蛎殻粉末を入れ込む。

<南区画の西側 第2畝:夏大根>
 詳細は「夏大根の栽培」で記す。
<2018年夏作:夏大根>
(2018年9月30日)
 1畝約7mを3分割し、時差栽培することにした。第1弾は3月24日に種蒔き、第2弾は5月14日に種蒔き。第3弾は7月1日に種蒔き。6月9日に、畝全体に寒冷紗で防虫ネット掛けトンネルを作る。
 残留肥料もあろうから、まずまずの生育をみ、第1弾は昨年と同等の高収穫を得た。評価★★★☆☆ しかし、第2弾以降は夏の猛暑で凶作なり、溶けて消滅したりして、さっぱりであった。評価☆☆☆☆☆
<2019年夏作:夏大根>
(8月23日)
 昨年産を収穫以降、雑草の草刈りをしたり、休耕田から枯草を持ち込んだりしただけで、土はいじらず、3月9日、3月31日、5月6日の3回に分けて種蒔きした。3月種蒔きの2回については、満足の行く成育(評価★★★☆☆)であったが、5月種蒔き(4月下旬予定を忘れていた)は遅すぎて生育不良となり、評価☆☆☆☆☆
<2020年夏作:夏大根>
(7月29日)
 畝は全くいじらず、3月9日(「アタリヤ 春大根(品種:若宮二号)」)と4月6日(昨年(一昨年?)の残り種「夏大根」)を種蒔き。
 どちらも生育は非常に悪く、早々にとう立ち。小さなもの数本の収穫で終る。評価★☆☆☆☆(少々甘いか)
 土壌がまだ不完全であり、スコップで畑起こしもどきをし、蛎殻粉末を入れ込む。

<南区画の西側 第3畝:キュウリ第2弾(2019年から後作に冬大根)>
 詳細は「キュウリ第2弾の栽培」で記す。
<2018年夏作:キュウリ>
(2018年8月18日)
 栽培畝は、前年にキュウリだったか十六豆であったか、どちらかの跡である。
 5月20日にポットに種蒔きし、6月半ばに定植し、順調に生育するも、葉はやけに黄色く、肥料不足と思われた。例年の第2弾に比べて生りも悪かった。品種の選択を間違えたことも影響していよう。評価★☆☆☆☆
<2019年夏作:キュウリ>
(2019年8月23日)
 昨年産を収穫以降、雑草の草刈りをしたり、休耕田から枯草を持ち込んだりしただけで、土はいじらず、5月19日にポットに種蒔きし、6月3日に定植。
 昨年と似たような生育状況で芳しくなかった。7月16日に初収穫し、その後もポツポツ生ってくれたが8月1日でほぼ終了。昨年よりマシではあったが不作。評価★☆☆☆☆ 
<2019年冬作:冬大根>
(2020年3月9日)
 キュウリを処分後、枯草が多くあったので、畝の片面に溝を立て埋め込み。
 2019年9月8日に種蒔きし、その後順調に生育。
 今冬は異常な暖冬で、年明け後も大根の生育はどんどん進む。須賀前の畑と同時に種蒔きしたが、大きさは明らかに負ける。2月2日に、ど太いものを2本切ってみたが、巣は入っていなかった。けっこう太いものを初収穫。その後も時々収穫。暖冬に続く暖春がため、3月にはとう立ち始め、割ってみると巣が入っており、全部処分。評価★★★☆☆
<2020年夏作:キュウリ>
(9月3日)
 5月17日に種蒔きし、5月31日に苗を定植。昨年よりは生育が良く、お盆頃に概ね終了。評価★★☆☆☆ なお、品種は産地が岐阜県の固定種「夏節成胡瓜」で、今年初めて種取りを3本行なった。
 スコップで畑起こしもどきを行ない、蛎殻粉末を入れ込み。
 
<南区画の西側 第4畝:十六豆(2019年から後作にブロッコリー等>
 詳細は「十六豆(十六ササゲ)の作付け計画&栽培」で記す。
<2018年夏作:十六豆>
(2018年9月9日)
 栽培畝は、前年にキュウリだったか十六豆であったか、どちらかの跡である。
 十六豆第2弾(白種)を6月15日にポットに種蒔きし、6月24日に定植。順調に生育し、前年並みの収穫で豊作であった。残留肥料が利いていたのだろうか。評価★★★★☆
 なお、種取り用に残したものが大半虫食いとなり、うまく発芽するかどうか、来季の栽培が心配。(種は何とか使えた。)
<2019年夏作:十六豆>
(2019年8月23日)
 昨年産を収穫以降、雑草の草刈りをしたり、休耕田から枯草を持ち込んだりしただけで、土はいじらず、十六豆第1弾(黒種)を4月14日にポットに種蒔きし、4月27日に定植。当初、樹勢はまずまずであったが、その後は劣り、収穫は大幅にダウンし、チョウ不作であった。評価★☆☆☆☆ 
<2019年冬作:ブロッコリーとカリフラワー>
(9月1日~12日)
 今年は自宅前でも少々栽培することとし、十六豆第1弾跡にブロッコリー4株、カリフラワー5株を畝の土いじりはせず、枯草を敷くだけで9月1日定植。後日、枯草がけっこうあったので畝の両法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。
その後、ネキリムシに株元から食いちぎられる被害が続出し、7日以降に苗を再定植(最終的にブロッコリー4株、カリフラワー13株)。防御壁(2ℓペットボトルを6cm幅に輪切りし、2分割したもの)を入れて防備。(9月26日に防御壁を撤去)
(3月16日)
 ブロッコリーは異常な暖冬で、花蕾が広がってしまったものが多い。2月2日には、主軸の花蕾を全部収穫し、脇芽の花蕾で大きいものを収穫。その後は脇芽をどれだけか摘み、3月16日に草刈機で刈り取り。評価★★★☆☆
 カリフラワーも異常な暖冬で、花蕾がばらけたものあり。2月2日にほぼ全部を収穫。評価★★★☆☆
<2020年夏作:十六豆>
(9月9日)
 ブロッコリーなど収穫以降、雑草の草刈り以外に土はいじらず、十六豆第2弾(白種)を6月16日にポットに種蒔きし、6月21日に定植。樹勢は昨年のようなことはなく順調に進み、まずまずの収穫を得た。評価★★★☆☆
 9月になっても樹体は元気で、復活してくれよう。
 種取り用に十分な量を残したのだが、実が入っていないものが多く、また、虫食いがあってほとんど採れなかった。復活分で少々残すことにしているが、期待はできない。
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